毎日が新しい
つちはしとしこ
見る、聴く、口にする、嗅ぐ、触るという初めて尽くしの五感との出会いから始まる赤ちゃんの日常は、ピカピカです。まだ何も知らない、わからない、まっさらでまっ白な身体の中に、いろんな新しい体験や情報が記憶となって、毎日毎日積み重なっていきます。
ミルクを飲んで、寝るか泣くかの毎日から、自分の眼で何かを見つけるようになり、初めての言葉を発し、歯が生えて固形物を食べ始め、好き嫌いも現れる。ハイハイしたかと思えば間もなく立って歩き始め、自分の行きたい所にドンドン歩いて行き、やりたいことやっちゃうから目が離せません。そんな赤ちゃんは、好奇心いっぱいのありくんそのものです。
好きなこと、楽しいこと、面白いこともあれば、びっくりすること、イヤなこと、痛いこと、悲しいことにも出会います。時には、言葉に出来ない抗議の涙を流すこともあるでしょう。
台所で火傷した『ありの あちち』、お風呂場で足を折った『ありの あわわ』、そして今度は、リビングという広い世界にやって来たもんだから、ありくんのテンションは上がりっぱなしです。興味のおもむくままにキョロキョロ、あちこち動き回るご機嫌なありくんでしたが、最後にはやっぱり痛い目にあってしまいます。
ぶつかったショックと痛さ、その反動で尻もちついてびっくり、おまけにたんこぶまで出来てしまったから、大変! いろんな初めての連続に驚いただけなんですけどね……。
そんなありくんには、とっておきのおまじない「いたいの いたいの とんでいけー」って言ってあげてもらえたら嬉しいです。