福音館書店

地球は日時計

日時計から地球の動きを感じる、安野光雅の科学絵本

むかしの人々は、日時計の動く影を見ることでおおよその時間を知っていました。日時計が規則正しく時間を刻むのは、地球が決まった速度で自転をしているためです。この本では、飛び出す立体のしかけを使って、地球の自転や公転のしくみを丁寧に紐解きます。地球の運動をよく理解したら、自分の町の日時計もつくってみましょう。小さな日時計を通して、大きな天体の世界を感じてみてください。安野光雅さんの美しい絵で、地球の動きと時間の関係を体験する科学絵本です。

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    小学中学年から
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¥3,960(税込)
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作者のことば

作者のことば 安野光雅

日時計は、この本の24~25ページだけを見ても、よく考えれば、だれにでもつくれます。ほんものの時計が、紙一枚でつくれるのですから、ゆかいですね。
でも、なぜ日時計が時刻をしめすのか、そのわけがわからないと、ほんとうに日時計をつくったことにはなりません。
地球の動きと太陽のかんけいがわかり、それをつくえの上の日時計があらわしているのだとわかったときは、とびあがるほどうれしいものです。
いまはまだ、「むずかしい」と思う人があるかもしれませんが、そのうちにきっとわかるはずです。
この本をきっかけに、地球の動きと時間のかんけいを興味をもって考えてください。

メモ
【7ページ】「地球が1時間に15°ずつまわるから、北極に立てたぼう(地球の心ぼう)のかげが15°ずつまわる」ということが、頭で考えただけではわかりにくかったら、こんな実験をしてみてください。
4~5ページの地極の地図にぼうを立ててから、部屋をくらくして、かいちゅう電灯で、ぼうをてらします。かいちゅう電灯が太陽のかわり、というわけです。
さいしょにページの右がわのまよこから光をあてると、反対がわの150°Eとかいてある向きに、かげができます。
つぎに、1時間たったらどうなるか、やってみましょう。かいちゅう電灯(太陽のつもり)は動かさないよう注意しながら、このページの地球を、時計のはりの動きと反対向きに15°まわせばよいのです。かげは135°Eの向きにできます。
また1時間たったつもりで、ページの地球を15°まわすと、こんどは120°Eの向きにかげができます。これが、地球を地球の外から見たときのようすです。
でも、地球の上にいるわたしたちは、「地球がまわっている」というようには感じません。だから、地球の上で見ていると、はじめ150°Eの向きにあったかげが、1時間たつと135°Eの向きにきて、もう1時間たつと120°Eの向きにきた…というように見えます。つまり、かげがうつっている地面は動かずに、かげだけが、時計のはりが動く向きに1時間に15°ずつまわるように見えるのです。
太陽が動いていると考えるか、そうでなく地球が動いていると考えるかで、こんなふうにいろいろなことがあべこべになります。
【8ページ】太陽の高さは、太陽が水平線からどのくらい上にいるかを角度ではかって表します。太陽までのきょりとは、かんけいありません。
【23ページ】標準時とのずれをかげんしても、日時計がしめす時刻はすこしずれます。
その原因のひとつは、磁石がしめす北がほんとうの北極からすこしずれていることです。このずれを考えに入れて、日本でつかうときは、日時計がしめす時刻から30分ひいたほうが、正確な時刻に近くなります。そのほか、地球の公転のしかたがふくざつなためにおこるおくれやすすみも、季節によっては、15分くらいでます。この本でつくる日時計は、きちんとつくり、標準時とのずれと磁石のずれをかげんすれば、時刻が20~30分もくるうことはないはずです。

基本情報

カテゴリ
絵本
ページ数
28ページ
サイズ
26×20cm
初版年月日
2025年12月20日
ISBN
978-4-8340-8886-1
テーマ
復刊・ハードカバー化作品(1年分)

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