しもんの ぎもん

かがくのとも|2026年4月号

人は誰もが指先に持っている自分だけのふしぎな模様、指紋。あなたの指紋はどんな模様でしょうか――「指紋って何かの役に立っているの?」「人間のほかにも指紋を持っている生きものっている?」「指紋はずっと変わらないって本当?」「指先にけがをしてしまったら指紋はどうなるの?」――そんな指紋の疑問にお答えします!

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作者のことば

指先にも自然の模様
齋藤槙

みなさんはこれまで、しもんを気にしたことはありましたか?

わたしは子ども時代からずっと、指先にあるぐるぐる模様が気になっていました。木の年輪のようなその模様は、どの指もちょっとずつちがっていて見飽きないものです。

「しもん」というこのテーマは、じつは別の絵本づくりの打ち合わせの中で生まれました。「打ち合わせ」と呼んでいる絵本づくりのための会議のため準備をした企画書(というほどでもないメモ書きのようなもの)には、こんなことを記していました。

“いつも見逃していたこのひとつひとつの美しさ、おもしろさに気づくことができたときに、「わたしは 世界に 愛されている」「わたしは 世界を 愛している」という感覚になるのかな。”

メモ書きの上には、しもん、チョウ、花、石、葉っぱのイラストが添えてあります。

これを見た編集者さんが「もしかして、しもんだけでも一冊の絵本ができるのではないでしょうか⁉︎ しもんの科学絵本ってこれまで無かったと思います!」とやや興奮気味に提案してくださいました。そんなきっかけでスタートしたこの絵本。目指したいところは、「じぶん」と「せかい」のあたたかい関係性を伝えることだったように思います。

指先にある細かい模様が、じぶんが世界に1人だけの存在である、ということを証明してくれる。それは、とても素敵でおもしろいことです。この絵本を読んだみなさんが「じぶんって特別な存在なんだ!」と実感してもらえたらうれしいです。

絵本を読んだあとには、ご自身のしもんをよーく観察してみてくださいね。

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
28ページ
サイズ
25×23cm
初版年月日
2026年04月01日
シリーズ
かがくのとも
ISBN
テーマ

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