好きな絵柄でしたので、手に取りました。このお話の世界観、隅々まで楽しい絵本でした♪続編希望!
作者のことば
きつねさん 今日も いそがしそうです
植垣歩子
学生時代の春休み、私はプランターで野菜を育てることにしました。小松菜やラディッシュ、リーフレタスの苗を植えて喜んでいると、いつの間にかアブラムシが葉っぱにびっしり。手で取ってもきりがなく、牛乳を吹き掛ければ良いと聞いてやってみましたが、アブラムシはどんどん増えるばかり。野菜たちも迷惑そうです。
そこで私は、テントウムシを数匹捕まえてきて、プランターに放しました。予想通り、テントウムシはアブラムシをよく食べたのですが、事態は思いもよらぬ方向に。テントウムシが卵を産み、孵化した幼虫もアブラムシを食べるので、今度はアブラムシが足りなくなってきたのです。その日からテントウムシのために、アブラムシのついた草を取りに行くことが日課になりました。
春休み中、ダラダラしていた私が頻繁に外に出ていくので、家族は不思議そうでしたが、私自身は楽しく充実した日々を過ごしていました。やがて、幼虫は蛹になり、立派なナナホシテントウになって飛んで行きました。 2015年「母の友」に掲載するお話を依頼された時、なぜか鮮やかに思い出されたのがこの出来事でした。私は当時、子育て真っ最中。必死に子どもを育てる自分と、かつてテントウムシにせっせとアブラムシを運んでいた学生時代の自分が重なってきたのでした。
お話にするにあたって、登場人物を「きつね」と「こひつじ」にしました。それからさらに10年余りが経ち、今度はこのお話を絵本にする機会に恵まれました。 今日もきつねさんは、こひつじたちに草を取ってきたり、野菜を収穫したりして忙しそうですが、楽しい毎日を過ごしていることでしょう。
基本情報
- カテゴリ
- 月刊誌
- ページ数
- 32ページ
- サイズ
- 19×26cm
- 初版年月日
- 2026年05月01日
- シリーズ
- こどものとも
- ISBN
- ー
- テーマ
- ー
みんなの感想(1件)
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