福音館書店

そらまめ おおきーい!

ちいさなかがくのとも|2026年5月号

おじいちゃんの畑のそらまめ。大きなさやを割ると……わあ、大きな豆! さやの内側は白くてふわふわで、豆たち、お布団で寝ているみたいだね。作者の鎌田暢子さんが、畑で育てたそらまめをモデルに、美しい絵本をお作りくださいました。表紙に描かれたさやは実物大で、まるで本物のそらまめのよう! 収穫から食べるところまで、楽しい発見がいっぱいです。

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作者のことば

そらまめはユニーク 
鎌田暢子

「そらまめは空を向いて育つから、そらまめっていうんだよ」と教えてもらってから、どんな豆だろうと興味がわきました。育ててみようと豆を買ってきて、秋に農業用ポットにまくと2週間くらいで芽が出ました。そのあと丈が伸び、大きくなってから畑に植え替えました。

そらまめは成長が早く、4月にはかなりたくさんの株が出ました。茎はしっかり太くなって小葉も立ち上がって葉をひろげました。小葉のつけねに蝶の形に似た薄紫の花がいくつか咲きました。するとそこに小さなさやがついて空に向かって伸びはじめました。そらまめのあかちゃんです。花は次々さやになって育ちました。5月になると茎の下の部分の大きいさやが重くなってうつむくようになりました。さやを収穫してむくと中の豆はふっくら大きくなって、ちょうど食べごろです。

そらまめという名前に興味を覚えて絵本を作り始めましたが、そらまめは他の豆類と比べると、とてもユニークだということがわかりました。今まで育てたグリーンピース、さやえんどうなどは、つるが伸びて成長します。そらまめは茎が太く中空で、断面は四角で自立しています。スケッチしていて、まったく違う種類の植物を見ているような気がしました。

そらまめのさやは、大きいものだと20cm近くあります。握ったら力を込めて、よいしょと引っ張ります。とったさやを開けると、ふわふわの白い布団のようなワタに包まれた3個から4個の豆。小さいさやには、豆は1個しか入っていませんでした。

きよしとおじいちゃんは、そらまめをたくさんとりました。きよしがさやをむいて取り出した豆を、おじいちゃんがゆでました。みんなでおいしく食べたことでしょう。

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
24ページ
サイズ
23×20cm
初版年月日
2026年05月01日
ISBN
テーマ

みんなの感想(1件)

この本を読んだことをきっかけにそら豆の苗を買い、畑に植えました。そら豆の栽培は初めてでした。さやをつけ空に向かってなりはじめると子どもが「こうやって、下に下がってきたら、とってもいいんだよね」と手でさやが下がる様子を示してくれました。毎日、そら豆の様子を見に行き、「まだ半分くらいかな?」「もう少しかな」と垂れ下がり収穫のときを楽しみにしていました。「もういいんじゃない」と収穫の時を迎えました。そら豆は、炭火で蒸し焼きにしてみました。さやからでてきた実は、1つしかありませんでしたが毎日楽しみにしていた子どもが食べ、「美味しい」と目を輝かせていました。素敵なきっかけをありがとうございました。

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