福音館書店

むしのアパート

こどものとも年少版|2026年6月号

ミツバチが、たくさんつくったはちみつジュースのおすそわけに、同じアパートの虫たちの部屋を訪れます。マツボックリに囲まれた扉を開くと、お昼寝中のテントウムシのぼうやが目を覚まします。ギターを弾いているカブトムシや、お花を飾って優雅に暮らすチョウチョなど、身近な虫たちそれぞれの部屋の様子が楽しい絵本です。

  • 読んであげるなら
    2才から
  • 自分で読むなら
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¥500(税込)

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作者のことば

虫に魅せられて
福井さとこ

スロバキアに留学していた頃、友だちが虫のための家をつくって見せてくれました。それを置くと庭が元気になるというのです。ヨーロッパでは庭づくりに、よく「虫の家」をつくるそうで、もともとは誰かが、虫がすめそうなかわいい家をつくって庭に置いていたところ、そこに本当に虫たちが集うようになり、自然と庭がいきいきしてきたのがはじまりだそうです。しかも、いろんな種類の虫たちが、みんなでくらしているのだと聞いて、想像していると頭の中にお話が広がっていきました。

この絵本ではまず、虫たちの居心地の良い家づくりを考えました。ご近所づきあいもあるアパートです。すんでいるのは、身近な虫たち。ミツバチには、竹筒や丸太にあけた穴のある部屋を。テントウムシの部屋にはマツボックリがいっぱい。家族で集まって眠り、遊んだりもできます。カブトムシの部屋には木のうろのスピーカーがあり、床はふかふかした木くずの絨毯。クモの部屋は、半分に割った素焼きの鉢の奥が扉になっています。チョウチョの部屋は羽をたたんで出入りできる細長い扉。中は花がいっぱいに飾られた、おしゃれな空間に。見晴らしの良い最上階は、みんなのいこいの場となっています。自分たちのお気に入りの部屋で、虫の住民たちは、それぞれ「くらし」を楽しんでいるようです。

私は、幼い頃から虫が好きで、今でも夏になると、庭のレモンの葉からアゲハチョウの卵をとってきては、育てて羽化すると野に放ちます。知れば知るほど神秘的で奥深く、美しさに感動します。みなさんもぜひ、虫に家をつくってあげて、その様子を見てはいかがでしょう。ときには、 意外な来客があるかもしれません。

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
24ページ
サイズ
21×20cm
初版年月日
2026年06月01日
ISBN
テーマ

みんなの感想(1件)

4歳の娘はちょっぴり虫が苦手。しかし、この絵本を読んで虫に興味が湧いてきたようで、公園に行っては虫を探しています。いずれは、庭に虫のお家をつくるという目的もできました!

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