福音館書店

あたまは てんてんてん

まど・みちおの詩をもとに

こどものとも0.1.2.|2026年6月号

まど・みちおさんの同名の詩をもとに、ゴリラの親子のふれあいあそびをユーモラスに描いた絵本。「あたまは てんてんてん」「ほっぺは ぽんぽんぽん」「むねは どんどんどん」と、リズミカルな言葉に合わせ、体のあちこちを触って、親子で楽しく遊べます。最後は、「あーしのうーらを こーちょこちょ」で、大いに盛り上がってください!

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作者のことば

あそびうた
鍋田敬子

私は、自分の小さかった頃のことを覚えています。一番古い記憶は、父とのあそびうたです。「うまは としとし ないてもつよい」と歌いながら父は、私をおんぶしてぴょんぴょんとはねるのです。私は父の背中にしっかりつかまって、落ちないようにだきついていたのを覚えています。「ぎっこん ばったん よいしょぶね」では、向かい合わせで父の膝に乗って、両手をつないで、おしたりひっぱったりして遊びました。歌のリズムが体の動きを誘い、舟こぎを楽しみました。「ひこうき ぶーん」では、仰向けになった父が膝を曲げて、足の裏に私を乗せて、「ひこうき ぶーん」と歌いながら私を高く上げます。父は手を放し、私は大きく手を広げて飛行機が飛ぶまねをするのです。ぐらぐらするけど落ちないようにバランスをとる、その緊張感とスリルが面白くて、何度もせがみました。私は、父の大きな背中と手のぬくもりを体で感じました。父はこんなあそびうたをどこで覚えたのでしょう。きっと、父も小さかった頃、祖父に遊んでもらったのでしょう。姉とは、「だるまさん だるまさん にらめっこしましょ わらうとまけよ あっぷっぷ」や「あがりめ さがりめ ぐるっとまわって にゃんこのめ」をやっては一緒に笑い転げました。

あそびうたは今の子どもたちにも受け継がれています。都内のある保育園では、「どんどんばしわたれ」が子どもたちの大好きな遊びだそうです。この絵本はあそびうたの絵本です。子どもと一緒に遊びながら笑い転げてください。

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
22ページ
サイズ
20×19cm
初版年月日
2026年06月01日
ISBN
テーマ

みんなの感想(3件)

1歳5ヶ月の娘にお義母さんがプレゼントしてくださった大切な一冊です。 ゴリラさん親子の表情がユーモアに溢れていて、こちらの顔も思わずほころびます。 文章も不思議にすらすらと、勝手にリズムにのせて読めてしまう楽しい絵本でした。 娘と一緒に読みながら、体の色んな部分を使って触れ合って笑って、何度も繰り返し読んで!とせがむ程、お気に入りになりました。

『あたまはてんてんてん』が届いた時、生後10ヶ月だった息子は、絵と私の動きを交互にじっと見つめるばかりでした。しかし1ヶ月後、いつものように読み進めると、「おくちは ぱっぱっぱ」の場面で、自分の手で口を押さえて「ばばばばば」と言ってみせたのです。さらに数日後には、頭に小さな両手を添えて「てってって」と声に出すようになりました。そのあまりの可愛さと子どもの吸収力の早さに大感動です。1歳を迎えた今では、ゴリラさんにも負けない力強さで、胸を「どんどんどん」と叩く仕草も見せてくれます。絵本は子どもたちの心の中に少しずつ積み重なっていくのだと、目に見える形で教えてくれたこの本に感謝しながら、今日も親子で大切な読書の時間を楽しんでいます。

2歳1ヶ月の息子。 初めて読んだ時から気に入ったようで、毎回絵本のゴリラさんと一緒にふれあい遊びをしています。 素敵な絵本タイムをありがとうございます。

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