福音館書店

アニカのペンキぬり

こどものとも|2026年7月号

スウェーデンに住む女の子・アニカは、夏休みの間すごす「なつのいえ」にやってきました。今年がいつもと違うのは、自分だけの部屋を作ること! ところがそこは今はまだ物置部屋。アニカはちょっとがっかりしますが、お父さんとお母さんと荷物を運び、壁を大好きな黄色にペンキぬりをして、少しずつ、自分だけの部屋をつくっていくのです。

  • 読んであげるなら
    5・6才から
  • 自分で読むなら
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作者のことば

「自分の家を自分でつくる」
いまいずみ さちこ

『アニカのキノコとり』(「こどものとも年中向き」2023年11月号)に続き、北欧スウェーデンの身近な生活について紹介したいと思い、アニカ・ヒュエットさんといろんなアイディアを出し合いました。そのなかで、ふと思い出したのが、現在のアニカさんのご自宅の踊り場に描かれた家族の肖像の絵でした。伸びやかな絵を見て、アニカさんの子ども時代を想像しました。

アニカさんに聞いてみたところ、1970年代、アニカさんの家庭では自分たちで塗装をすることはなく、プロの職人さんに頼んでいて、子どもの頃の経験では、仲良しのお友だちの家で手伝ったことぐらいしかなかったそうです。

そんな思い出が影響しているかどうか、それとも時代の変化なのかはわかりませんが、自分が子育てをする段になって、二人ともクリエーターであるアニカさん夫婦は、家族みんなで壁の塗り替えを楽しんできました。子どもたちは自分の部屋の壁の色は自分で選び、成長過程で何度も色を塗り替えました。でも、塗り始めは楽しくても、途中で飽きてしまって、部屋全体を完成させるのは親の仕事。これは仕方ありません。準備や仕上げはまあまあ大変で、子どもたちには難しいこともたくさんあり、大人の関わり方も重要です。

日本でもセルフリノベーションやDIYが広がってきましたが、子ども主導で色を選んだりするのはまだまだ北欧に遅れを取っているように感じます。失敗しても、また塗ればいい、ぐらいの気軽さで、大きな画用紙にお絵描きするような気持ちで壁を塗ると、どんなに楽しいことかと思います。

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
32ページ
サイズ
26×19cm
初版年月日
2026年07月01日
シリーズ
こどものとも
ISBN
テーマ

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