福音館書店

にょきっ! ちんあなご

こどものとも0.1.2.|2026年7月号

「おーい あさだよ ちんあなご」と呼ばれて「にょきっ!」と一斉に砂から顔を出した6匹のちんあなごたち。ごはんを食べて、けんかして、仲直り。おさんぽに行って、帰ってきたら、また「バイバーイ」と砂に潜っていきました。縦長の画面で、ユーモアあふれるちんあなごたちの行動を、軽快に描きます。赤ちゃんと繰り返しお楽しみください。

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作者のことば

ちんあなごは おしりからもぐります
藤島由美

ちんあなごが穴からすっぽり出るのは、極めてレアな事態だそうです。飼育員さんによれば、お引越しの時とか、ちょっと気分を変えたい時(?)とか。で、一番面白いのは、砂地に戻る時。おしりから埋まっていくところです。一度テレビで見ましたけれど、大笑いです。そこを何とかこの目で見たいものだと、あちこちの水族館に通っていますが、いまだにリアルには見ていません。おーい、ちんあなご君。なぜ、君たちはおしりからズブズブ入っていくのか! そもそも、なぜ君たちは砂地で伸びたり引っ込んだりするのか! 仲間しかいない水族館の水槽で何をびくびくしているのか! よく見りゃ小さいのに表情すらあるじゃないか! 見れば見るほど、謎が多い。想像力を掻き立てられます。

この何ともフシギなちんあなごに、魂を持っていかれて3年。やっと絵本ができました。フシギな生態をフシギなままに本にしました。でもね、これを見たら、ちんあなごたちは怒るに決まっています。俺たちは、笑かすためにしりから入るんじゃない! と。うんうん、そうだろうそうだろう……。

動物の絵本を描いていていつも心していることは、動物の面白いところをたくさん発見して、それをMAX面白がって描いて、子どもたちに伝えたい、ってことなんですよ。それで、ファンになる子どもが増えれば、動物だってうれしいでしょう、きっと。年間パスポート買ってせっせと出かける甲斐もあるってものです。ちんあなごの水槽にかじりついて長時間離れず、時おり「ねー、ちんさん」などと話しかけたりする、しばらくはまだ、ちょっと変わった人でいさせてください。

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
22ページ
サイズ
20×19cm
初版年月日
2026年07月01日
ISBN
テーマ

みんなの感想(4件)

毎月楽しみに子どもと一緒に読んでいます。 息子は初めて読んだ時から目をキラキラさせて声を出して笑いながら読んでくれます。 先日、水族館へチンアナゴをみにいったら手足をバタバタさせて喜んでいました。 帰りに買ったチンアナゴのぬいぐるみを毎日楽しそうに持って遊んでいます。 チンアナゴが息子と私の推しになりました!

8か月の息子がいます。ごはんをたべるページに顔を近づけてパクパク真似していました。一緒に読んでいたパパも楽しみながら読んでいて、素敵な親子時間になりました!

7ヶ月後半の息子も楽しめました。表紙を見せると声を出して笑います。絵本を読むとカラフルなちんあなごをバシバシたたいて嬉しそうにしていました。いつかちんあなごを理解できたら一緒に水族館に見に行こうとおもいます。

3歳の娘は、ちんあなごという名前は知っていますが、まだ実物のちんあなごを見たことはありません。ちんあなごの大きさを見比べて、「これはお父さんちんあなご!これはお母さんちんあなご、これは赤ちゃんちんあなご!」と決めていましたが、ページをめくると、ちんあなごがにょきーと伸び、前のページと大きさが変わってしまったので、「ええーーー!」と大喜びと戸惑いが見られました。新鮮な反応を見ることが出来ましたし、何度も読んでと頼んできます。

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