福音館書店

むしむし なにむし

こどものとも0.1.2.|2026年8月号

「むしむし てんとうむし のぼっていくよ ててててて うえまで きたらね… とぶよ! ばっ ぷーん」。花の上まで登ったてんとうむしが飛んだり、小石に驚いただんごむしがまるまったり、虫たちの動きの変化が楽しい絵本です。ほかにも、あおむし、かぶとむし、くわがたむしが登場します。リズムの良い言葉と色鮮やかな絵で、虫たちが楽しく元気に描かれます。

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  • 自分で読むなら
    ー
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作者のことば

「このむし、なにむし?」
乾 栄里子

生きものが大好きだった息子は、まだ小さいころからよく虫とりをしていました。つかまえた生きものにごはんをあげたいと言うので、食べるものを調べてその様子をいっしょに観察しました。カタツムリがコリコリ、サクサクと音を立ててにんじんやキャベツをかじったり、バッタがシャリシャリと葉っぱを食べる姿は近くで見ると小さい怪獣のようでおもしろく、息子は飽きずに眺めていました。

「このむし、なにむし?」「なにむしだろうね」と、見つけた虫を息子と図鑑で調べたりしているうちに、郵便受けについているクサカゲロウの卵や、塀のハナアブのさなぎなど、今まで気づかなかった身の回りの小さな自然に、私も少しずつ気がつくようになっていきました。

テントウムシが高いところを目指して登り、てっぺんにつくと飛び立つということや、ダンゴムシのオスメスの見分けかたも、幼い息子が教えてくれました。

そんな息子が小学生になり、友だちと公園や川に行って遊ぶようになると、連れ帰る生きものが飛躍的にふえました。アメリカザリガニ、オタマジャクシ、ドジョウ、アマガエル、クワガタ、カマキリ、ナナフシ、ヤゴ……書きはじめるときりがありません。息子がいろいろな生きものを家で飼うので、チョウやトンボの羽化や、イモリの産卵など、貴重な瞬間をたくさん見ることができました。生きものをつかまえたり育てたりしている真剣な息子を見るのも楽しい時間でした。

今回、この『むしむし なにむし』を書きながら、子どもは私が知らなかったたくさんの新しい世界を教えてくれたなあと改めて感じています。お母さんでいることはやっぱりおもしろいのです。

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
22ページ
サイズ
20×19cm
初版年月日
2026年08月01日
ISBN
ー
テーマ
ー

みんなの感想(1件)

1歳2ヶ月の息子 「むしむし なにむし」大好きな絵本のひとつです。 最初のてんとう虫がのぼるページで息子の腕から肩にかけてちょんちょんちょんとつついていくと嬉しそうに笑ってくれます。 絵本を通じて触れ合いが増えて息子も楽しそうに笑う姿が見れてとても楽しいです。

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