新刊『見知らぬ友』期間限定ためしよみ公開中!

2021年2月の新刊『見知らぬ友』は、アルゼンチンの首都・ブエノスアイレスを舞台に、不器用で冴えない「ぼく」をめぐる10の物語を収録した、中高生向け短編集。近年、優れたYA作品によって世界的に注目されているアルゼンチンで、数々の児童文学賞に輝く実力派作家、マルセロ・ビルマヘール氏による作品です。
このたび、本作の刊行を記念して、表題作「見知らぬ友」を期間限定で公開いたします。揺れ動く10代のどこか不思議で謎めいた日常を綴った珠玉の物語を、ぜひこの機会に味わってみてください。
【公開期間:2/1(月)~5/31(月)】
作品について

著者プロフィール
作 マルセロ・ビルマヘール
1966年、ブエノスアイレス生まれのユダヤ系アルゼンチン人作家。1992年ごろから一般向けの小説、児童文学などを多数発表。新聞のコラムや映画脚本(「ぼくと未来とブエノスアイレス」)も手がける。児童文学では、2002年にIBBYアルゼンチン支部最優秀賞、2004年にコネックス賞など、多数の賞を受賞している。
訳 宇野和美(うの・かずみ)
1960年生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。出版社勤務を経て、スペイン語圏の本の翻訳に携わる。バルセロナ自治大学大学院修士課程修了。訳書に『ちっちゃいさん』(講談社)『マルコとパパ ダウン症のあるむすことぼくのスケッチブック』(偕成社)『くろはおうさま』(サウザンブックス社)『太陽と月の大地』(福音館書店)など多数。スペイン語児童書専門ネット書店「ミランフ書店」主宰。
絵 オーガ フミヒロ
1971年愛媛県松山市生まれ。大阪総合デザイン専門学校絵本科修了。1995年より個展・グループ展多数開催。著書に詩画集『夜烏の手帳』(ギャラリー枝香庵出版企画部)がある。表紙を手がけた書籍に、『漱石の病と「夢十夜」』(創風社出版)、『松谷みよ子 現代民話考』全12巻(筑摩書房)がある。