岸辺のヤービ 梨木香歩

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Illustrations © Sakae Ozawa 2015

物語

岸辺のヤービ 梨木香歩作 小沢さかえ画 定価(本体 1,600円+税)岸辺のヤービ 梨木香歩作 小沢さかえ画 定価(1,600円+税)
梨木香歩 作/小沢さかえ 画
 定価(本体 1,600円+税)
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物語

小さな三日月湖、マッドガイド・ウォーターのほとりにすむ、ハリネズミのような小さな生きものの男の子ヤービ。寄宿学校の教師である「わたし」とヤービの出会いから、岸辺の小さな生きものたちの暮らしと、彼らの一族がそっとかかえている過去と未来が少しずつひもとかれていきます。

蜂飼いのヤービのお父さんパパ・ヤービ、料理上手なお母さんママ・ヤービ。とある理由から食事をとらなくなったヤービのいとこセジロ。そのセジロの友だちであり憧れであるベック族の女の子トリカ。そして、謎のヒーロー「ほのおの革命家」……。

穏やかな湖の岸辺でいとなまれる小さな一族たちの物語。ヤービと「わたし」の出会いがおりなす長編ファンタジー「マッドガイド・ウォーターシリーズ」第1作です。

小さな三日月湖、マッドガイド・ウォーターのほとりにすむ、ハリネズミのような小さな生きものの男の子ヤービ。寄宿学校の教師である「わたし」とヤービの出会いから、岸辺の小さな生きものたちの暮らしと、彼らの一族がそっとかかえている過去と未来が少しずつひもとかれていきます。

ヤービのいとこセジロ。そのセジロの友だちであり憧れであるベック族の女の子トリカ。そして、謎のヒーロー「ほのおの革命家」……。

穏やかな湖の岸辺でいとなまれる小さな一族たちの物語。ヤービと「わたし」の出会いがおりなす長編ファンタジー「マッドガイド・ウォーターシリーズ」第1作です。

登場人物

ヤービ族

大きい人、です。でも、ぼく、そのひとのこと、信頼できるひと、だと思うんです。
ヤービ
ヤービ族

ヤービ

物語の主人公物語の主人公
人間とはなす力をもっている。人間とはなす力をもっている。
ヤービ、あなたも、わたしにとってはすばらしいマッドガイド・ウォーターの一部ですよ。
ウタドリさん

ウタドリさん

寄宿学校の教師寄宿学校の教師
この物語の語り手この物語の語り手
それで十分だと、パパは思うんだ。同じ、生きものどうしだからね
パパ・ヤービ
ヤービ族

パパ・ヤービ

ヤービのお父さんヤービのお父さん
冒険家に憧れる蜂飼い。冒険家に憧れる蜂飼い。
水を切って泳ぐのも、風を切って飛ぶのも、似たようなもの
ママ・ヤービ
ヤービ族

ママ・ヤービ

ヤービのお母さんヤービのお母さん
とても優しく料理上手。とても優しく料理上手。
ですからね、わたしは待っているのですよ、ウタドリさん
マミジロ・ヤービ
ヤービ族

マミジロ・ヤービ

ヤービのおじさんヤービのおじさん
パパ・ヤービの弟で詩人。パパ・ヤービの弟で詩人。
ね。そんなふうに、トリカはとてもつらいおもいをかかえながら、生きているの
セジロ
ヤービ族

セジロ

ヤービのいとこの女の子ヤービのいとこの女の子
とある事情から食事をとらなくなる。とある事情から食事をとらなくなる。

ベック族

それが、きょげんへきのもっともきょげんへきらしいところなの
トリカ
ベック族

トリカ

セジロの憧れの女の子セジロの憧れの女の子
自分の家の仕事について悩んでいる。自分の家の仕事について悩んでいる。

デューイ族

……おとうさんたちはご在宅かね
デュー
デューイ族

デュー

ほのおの革命家ほのおの革命家
謎のヒーロー謎のヒーロー
img

ヤービがすむ世界

ヤービたちがすむ、マッドガイド・ウォーターの岸辺の地図。赤い文字にカーソルをあわせると、ヤービたちの暮らしぶりを垣間みることができます。

ヤービがすむ世界 桟橋 トリカの家 ヤービの家 淵
img

ヤービの家やトリカの家…。ヤービたちがすむ、マッドガイド・ウォーターの岸辺のようすをご紹介します。

桟橋

この桟橋からウタドリさんはマッドガイド・ウォーターに漕ぎ出します。ウタドリさんはボートの上で読書をしていたとき、ヤービに出会います。

桟橋

ヤービの家

  • 沼杉にオオアカゲラがつくった巣穴が土台になっている。すぐ横には大きなヤドリギのかたまりがあり、外からはまったく目につかないようになっています。
  • ヤービの家

トリカの家

灯心草の林をたそがれ川方向にぬけた先にある。家は地中の中にあるけれど、家の扉が窪地のふちの土手になったところについています。

トリカの家

淵(ふち)

  • たそがれ川の水の流れがまわりこんでいる場所。淵を見おろす枝にすわって、トリカはヤービとセジロからもらったポリッジをはじめて食べます。
  • 淵(ふち)

著者からのメッセージ

梨木香歩 Kaho Nashiki

梨木香歩 Kaho Nashiki

水辺で、そこに棲む小さな生きもののことをあれこれ考えはじめてから、もう10年は経ったようです。最初、見え隠れするその子の姿を捉えるのに必死でした。どうやら男の子だな、ずいぶんうれしそうだな、名まえは? そう考えてちょっと首をかしげたとたん、「ヤービ!」という元気のいい声がするではありませんか。それから彼が私に与えてくれた喜びといったら! 早くみなさんもヤービに会ってもらいたい。わくわくしてそれからどきどきして、いうならば、「待ち切れない気持ち」です。

梨木香歩プロフィール 1959年生まれ。作家。小説に『西の魔女が死んだ』『裏庭』『家守綺譚』『沼地のある森を抜けて』『冬虫夏草』『丹生都比売』『村田エフェンディ滞土録』『雪と珊瑚と』『海うそ』『僕は、そして僕たちはどう生きるか』『f植物園の巣穴』、エッセイに『春になったら莓を摘みに』『渡りの足跡』『鳥と雲と薬草袋』『水辺にて』などがある。

水辺で、そこに棲む小さな生きもののことをあれこれ考えはじめてから、もう10年は経ったようです。最初、見え隠れするその子の姿を捉えるのに必死でした。どうやら男の子だな、ずいぶんうれしそうだな、名まえは? そう考えてちょっと首をかしげたとたん、「ヤービ!」という元気のいい声がするではありませんか。それから彼が私に与えてくれた喜びといったら! 早くみなさんもヤービに会ってもらいたい。わくわくしてそれからどきどきして、いうならば、「待ちきれない気持ち」です。

梨木香歩プロフィール

梨木香歩プロフィール
1959年生まれ。作家。小説に『西の魔女が死んだ』『裏庭』『家守綺譚』『沼地のある森を抜けて』『冬虫夏草』『丹生都比売』『村田エフェンディ滞土録』『雪と珊瑚と』『海うそ』『僕は、そして僕たちはどう生きるか』『f植物園の巣穴』、エッセイに『春になったら莓を摘みに』『渡りの足跡』『鳥と雲と薬草袋』『水辺にて』などがある。
小沢さかえ  Sakae Ozawa

小沢さかえ  Sakae Ozawa

ヤービの、曖昧だったその姿が鮮やかに見えてくるまで、ずいぶんと時間が必要だったのですが、一度、目の前に現れるとすぐに、もうずっと昔から知ってる親しい友人のような存在になりました。 ヤービを知ってからは、散歩の途中の草むらに、水辺に立つ木の枝に、思わずその小さい姿を探してしまう。でもきっとそれは、私だけではないんじゃないかな……という気がしています。

小沢さかえプロフィール 1980年生まれ。画家。京都造形芸術大学芸術学部洋画コース卒業。2004年から2008年まで、ウィーン造形美術大学に留学。主にMORI YU GALLERYで展示を行うほか、国立国際美術館でのグループ展に参加。また、台湾、香港でも個展を開催している。絵本作品に『ほしをもったひめ~セルビアのむかしばなし』(八百板洋子・文/福音館書店)がある。

ヤービの、曖昧だったその姿が鮮やかに見えてくるまで、ずいぶんと時間が必要だったのですが、一度、目の前に現れるとすぐに、もうずっと昔から知ってる親しい友人のような存在になりました。 ヤービを知ってからは、散歩の途中の草むらに、水辺に立つ木の枝に、思わずその小さい姿を探してしまう。でもきっとそれは、私だけではないんじゃないかな……という気がしています。

小沢さかえプロフィール

小沢さかえプロフィール
1980年生まれ。画家。京都造形芸術大学芸術学部洋画コース卒業。2004年から2008年まで、ウィーン造形美術大学に留学。主にMORI YU GALLERYで展示を行うほか、国立国際美術館でのグループ展に参加。また、台湾、香港でも個展を開催している。絵本作品に『ほしをもったひめ~セルビアのむかしばなし』(八百板洋子・文/福音館書店)がある。
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