
おばけかぞく
おばけの姉弟・さくぴーとたろぽうを中心に、おばけたちの愉快な暮らしを描いた「おばけかぞく」シリーズ。 保育園に通ったり、おつかいに行ったり、お誕生日のお祝いをしたり……。人間と似ている、でもちょっとちがう生活に、子どもたちは興味津々!
おばけかぞくについて

夜から始まるおばけのくらし
外が暗くなるころ始まるおばけたちの一日。おばけの姉弟・さくぴーとたろぽうは、夜になると起きてきて、夜ごはんを食べてから保育園に向かいます。お休みの日には、家族で「くものすとり」に行ったり、お友だちのからかさおばけと暗い穴の中を探検したり、不思議なことや楽しいことがいっぱいの生活を送っています。

娘と息子を喜ばせるために
もともと「おばけかぞく」のお話は、作者の西平あかねさんがお子さんを喜ばせるために造ったもので、登場するおばけたちは、身近な人たちがモデルになっているそう。「おばけとして描かれるのは嫌だ」と言い出す人がいなかったのでそのままになっているそうですが、義理のお父さんに至っては「どうぞ。描いてください。私たちはおばけの一族ですから。ワッハッハ」と言っているのだとか。

ねじりはちみつ、きゅーに……不思議な食べものの数々!
「おばけかぞく」シリーズには、聞いたこともない食べものがたくさん登場します。おばけの大好物の「くものす」、人間には食べられない「どくきのこ」や「ほこり」、そして「でっかめろん」に「おたんこぶなす」など、思わず笑ってしまうようなものまで、絵本のいたるところに不思議な食べものが描かれています。料理上手なお母さんによる、おばけ料理のレシピも見られます。
登場人物
- さくぴー
- おばけの女の子。弟のたろぽうを連れておつかいに行ったりと、しっかり者のお姉ちゃん。
- たろぽう
- さくぴーの弟。昼間にふとんを抜け出して人間を見に行ったりする、好奇心旺盛なおばけの男の子。
- おとうさん
- さくぴーとたろぽうのお父さん。ふたりを保育園に送ったあとは、人間をおどかす仕事をしている。
- おかあさん
- さくぴーとたろぽうのお母さん。不思議な食材をを使って、おいしいおばけ料理を作ってくれる。
- むんぺーおじさん
- さくぴーとたろぽうのおじさん。妻のぽぽこさんと息子のぺすけくんと一緒に「かれきだんち」に住んでいる。
- おやかた
- レストラン「おばけてい」のコックさん。むんぺーおじさんのとなりの家に住んでいる。
- ぺーたろ
- レストラン「おばけてい」の見習いコックさん(先輩)。おやかたと一緒に市場にお買い物にも行く。
- ぽいぞう
- レストラン「おばけてい」の見習いコックさん(新米)。野菜の皮むき、電話の予約対応など何でもやる。
- ぺたくんとぴこちゃん
- からかさおばけの兄妹。ぴこちゃんが下駄を落とした穴の中を、さくぴーとたろぽうと一緒に探検した。
- まつぼっくりおばけ
- 松林に住んでいるおばけ。人間の男の子・たろうに、まつぼっくりと間違えて拾われてしまったが、たろうをおばけのこままわし大会に誘ってあげる。
- たまちゃん
- 火の玉のおばけなので、火をつけるのはお手の物! たまちゃんが持っているこまは「ひのわこま」ストローで息を吹いて回す。
- うみぼうず
- うみぼうずはまに家族で住んでいる。蛸のたこあげがとっても上手。持っているこまは貝殻のこまでがらがらと音を立ててまわる。
- ぢがぢが
- 丈夫なタワシおばけの子。保育園では無口で暴れん坊だけど、家に帰ると甘えん坊らしい。 家族でレストランおばけていに食事に行って、帰りはおんぶしてもらっていた。
おばけかぞくの世界をもっと楽しもう!

「おばけかぞくのえほん」シリーズの作者・西平あかねさんが、おばけかぞくの世界をもっと楽しむことができる、すごろく、あみだくじなどを作ってくれました。
それぞれ下記からダウンロードして、親子でお楽しみください。
『おばけのたんけん』すごろく
『おばけのこままわしたいかい』あみだくじスタイル
『おばけのコックさん』メニュー診断表
※すべてA4サイズで印刷してください。
※印刷がうまく出来ない方は、「白黒印刷」をお試しください。