リクエスト刊行 こどものとも0.1.2.

2005年2月号

かしてよ

かしてよ

男の子が、自慢そうに三輪車に乗っています。するとイヌがやってきて「かしてよ」といいます。でも男の子は「だめ」とつれない返事。次にネコがやってきて「かしてよ」と頼みますが、「だめ」。ニワトリにブタまでやってきて「かしてよ」と頼みますが、男の子の返事は「だめっ」。そこでイヌとネコとニワトリとブタは相談しました。思いっきり大きな声で「かしてよ」と。すると……。三輪車乗りの楽しさが伝わってきます。(「こどものとも0.1.2.」119号)

  • 白川三雄 作
かしてよ 見開き

みなさんのリクエストコメント

日常にもよくある光景でほのぼのするのは私だけでしょうか。繰り返し読んでいると、「だめー」って言う子と「いいよー」と言う子に別れて笑っています。最後のページの皆の笑顔が最高です。

けろりんさん

図書館のおはなし会で読むと、こどもたちが喜んで借りて帰ります。
傷みもはげしくぜひ復刊してほしいです。

川西町立図書館さん

幼少期の弟はこの本のことが大好きで「かしてよ、ダメ」のやりとりを楽しみながら、いつも母に読んでもらっていました。そんな弟も成人を迎え、そしてわたしには娘が誕生し、約20年越しのこの本がわたしの手元にあります。汚れやシミが目立っているけれど、愛されていた絵本だった思い出が蘇ります。この本を読んでいた母と弟の気持ちが、私と娘にも受け継がれているのかもしれません。ユニークな動物たちと男の子のやりとりが可愛らしい素敵な一冊です。

ぬーさん

かしてよ、だめっ、のくり返しが楽しく見ていた0歳1歳、(魔の)2歳になるとだめっ、の威力に気づいて自分も一緒にだーめー!と嬉しそうに言ってましたっけ。上の子は貸してあげーやー、とあきれながらも弟に言い聞かせてました。なつかしい思い出です。

しーちゃんさん

ちいさくても、きちんと自分の思ってることを口に出せるといいなと思います。私の息子にも読んであげたかったなと思う絵本です。

カナ君さん

満三歳星児の担任です。子どもの気持ちに寄り添ったお話で、子どもたちがとてもよく見ます。ラストで、みんなで遊ぶところがいいですね!一人より友だちといると楽しくなるんだよというメッセージが伝わって来て、気持ちがほっこりします。

春の陽おばさんさん

1歳児の子どもたちがじーっとよく見ていました。子どもたちは、かしてよって言う動物たちの気持ちもわかるし、だめって言う男の子の気持ちもよーくわかっている表情でした。最後のページでホッとして、みんなが笑顔になりました。是非、また子どもたちと楽しみたいです。

みささん