リクエスト刊行 こどものとも0.1.2.

2010年3月号

むすんだそのてを ひらいてみせて

むすんだそのてを ひらいてみせて

きゅっと結ばれた小さな手。「むすんだそのてを ひらいてみせて」の呼びかけに、ぱっと指を開きます。その手に握られていたのは、小さなビスケットでした。子どもにとって親しみのあるものや道具や生き物が、いろいろな結び方をした手の中から次々と現れます。親子のコミュニケーションがもっともっと広がる、手を使ったいないいないばあの絵本。(「こどものとも0.1.2.」180号)

  • 安部賢司 作
むすんだそのてを ひらいてみせて 見開き

みなさんのリクエストコメント

「むすんだそのてをひらいてみせて」
伝承ことばになりますね。大好きな一冊です。おはなし会でもちろん、親子で実演してもらいましたよ。この言葉が絵本から飛び出したことを、是非、知って欲しいです。

あけさんさん

初めての子育て。1歳を過ぎても言葉がなかなか出ず、不安でいっぱいだった私。絵本を読み聞かせても分かってるの?伝わってるの?という気持ちになっていました。そんな時、こちらの絵本を読み聞かせると、キャッキャッ!と反応が。最後のページ、大きな手と小さな手の場面で、私の手の中に息子みずから小さくてあったかい手を重ねてきました。周りと比べて不安でいっぱいなお母さん・お父さんに、我が子と手を重ねることの幸せを伝えるためにぜひ復刊してほしいです。

MICHIさん

保育園でも人気でしたし、私自身も家で姪によく読んでおりました。
かなり本もボロボロになり、是非復刊して欲しいです。

一世さん

1歳の息子をひざのせ読み聞かせをすると、きまって絵本の手の上に、ちいさな自分の手をのせてほほえんでいます。母の手の上に自分の手をのせるので、ぎゅっとにぎってあげると、嬉しそうににこにこしています。親子でふれあい心があたたかくなる一冊です。

かわしさん

親子サークルで読み聞かせをすると、絵本の通りにお母さんが子どもと手を一緒にむすんだり、結んでみせたり、ふれあいながら聞いてくれます。

すだちやまさん