生きる底力をやしなう図鑑。

読むアウトドアギア『冒険図鑑』で、おうちアウトドア体験!

「生きる底力をやしなう図鑑」連載、第1回目は、『冒険図鑑』。6章からなる野外生活の案内書ですが、薬草、応急手当、料理の基本、観天望気など、家でも役立つページもたくさんの、冒険心をくすぐる一冊です。

読むアウトドアギア『冒険図鑑』で、おうちアウトドア体験!

冒険図鑑

小学生のころ、登山好きの父親がプレゼントしてくれたのが、『冒険図鑑』でした。秘密基地づくりに明け暮れていた僕はたちまち夢中になりました。遊ぶ時や学校にはもちろん、家族でのハイキングやキャンプにも持ち歩き、読みふけっていたので、すっかり黄ばんでカバーは破れ、ボロボロになっていますが、今でも現役のアウトドアギア(野外道具)として、よくページを開きます。

『冒険図鑑』のサブタイトルは「野外で生活するために」。疲れにくい歩き方や荷物の詰め方(←これ大事!)、地図の読み方や、火の起こし方や料理のコツ、トイレの作り方、遭難した時の助けの求め方や、ケガや病気の手当てまで、しっかり載っているので本当に頼りになります。この本で覚えた知識や技術は、中学校から入った山岳部での活動や、東日本大震災の時に手伝いに行った被災地でもすごく役に立ちました。
役に立つと同時に「作って遊ぶ」「動物・植物とのであい」という章もあって、自然の中で楽しむヒントや遊びもたくさん紹介してあり、読みものとしても面白いです。

野外でとても役立つ『冒険図鑑』ですが、親子でおうち遊びをするときにも役に立ちます。春らんまんのある週末、小学2年生の娘と、もうすぐ1歳の息子といっしょにやってみました。

カセットコンロで作る、ふっくら枝巻きパン。


『冒険図鑑』の「パンやクレープを焼く」というページ(P142~143)で、小麦粉をこねて枝に巻きつけて、たき火の側で焼くというパンが紹介されています。わが家では室内でカセットコンロを使ってやってみることにしました。

ちょうど庭木を剪定した枝があったのでアルミホイルを巻いて、生地を小指くらいの太さのひもにして巻きつけます。弱火にして枝をゆっくり回しながらあぶっていくと、甘い香りが立ちのぼり、ふっくらと膨らみます。焦げ目がついたら出来上がりです。娘は枝のままかじりつき、枝から剥がしたパンをちぎって渡すと息子もパクパク食べました。

ヨモギとティーバッグで草木染め。


『冒険図鑑』の「自然の色で染める」というページ(P234~235)を見て、手芸好きの妻がやってみたいというので、さらしを縫って作った息子用のスタイを染めてみることにしました。庭や近所で摘んだヨモギの葉を鍋で煮て染色液を作ります。

スタイを入れて煮染めをし、みょうばんをお湯に溶かした媒染液に浸してから、もう一度染色液で煮て、よく洗って干します。スタイは2枚あったので、もう1枚は紅茶のティーバッグで染めてみました。ヨモギの葉は緑がかった黄色に、紅茶のティーバッグは優しい茶色に染まりました。

月に2回は家族でハイキングやキャンプに行っていたわが家ですが、いま、山や森に行けない週末も、『冒険図鑑』のおかげで楽しく過ごすことができています。次は竹づつごはん(P140)、モカシン作り(P224)にもチャレンジしてみようと思っています。



販売課・N
入社10年の営業マンです。福音館の入社面接に持参したのはこの『冒険図鑑』と、かこさとしさんの『海』でした。


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2020.05.02

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