本をさがす

キーワード
対象年齢をえらぶ
本の種類をえらぶ
シリーズ
ISBN

978-4-8340--*

検索条件を設定してください。

検索条件をクリア

草木鳥鳥文様

四季の野鳥と植物をめぐる随筆集

「これは新しい形のバードウォッチングではないかと思った。アウトドアとは無関係の、ごく個人的な内界を覗き込む形の」(梨木香歩/本書「あとがき」より)。作家・梨木香歩による四季の野鳥と植物をめぐるエッセイ集。梨木が綴る鳥と草木を画家・ユカワアツコが古い抽斗の中に描く。その抽斗を写真家・長島有里枝が街に連れ出し、撮影した。言葉、絵、写真が織りなす三重奏で、暮らしに身近な自然が輝き出す。オールカラー、函入り、クロス装。

  • 読んであげるなら

  • 自分で読むなら

カテゴリ : 読みもの
定価 : 3,190円(税込)
ページ数 : 128ページ
サイズ : 24×19cm
初版年月日 : 2021年03月15日
ISBN : 978-4-8340-8600-3
シリーズ 福音館の単行本

その他の仕様 +

目次を見る

草木鳥鳥文様 目次


冬の林の中で ツグミ/シバ属
いったいどこへ? そして今何を? コゲラ/シラカンバ
桜が終わると オオルリ/ヤマフジ
親もあんな風にぼうっとして キビタキ/カラマツ
虚無僧のように現れる ゴイサギ/葦
蓮の国で目を覚ますのだ バン/蓮
水上で恋をして カイツブリ/コウホネ
都会が苦手な内弁慶 コガラ/ウラジロモミ
今もベールの彼方に ビンズイ/サラダドウダン
初夏の始まりの知らせ アオバズク/ケヤキ
DNAに反旗を翻して ホトトギス/エノキ
ファンタジーの迷路が サンコウチョウ/コウヤマキ


複数の世界が接する境界 コジュケイ/ジュズダマ
初めての、照合の喜び アカショウビン/サワグルミ
夏の散歩のとき アオサギ/ヒツジグサ
海岸線を切り裂くように イソヒヨドリ/ヤブツバキ
サラダを食しているようだ キセキレイ/クレソン
何が人の幸せであるかを決めるのは ヨタカ/クヌギ
自分との間の隔絶感 キバシリ/スギ
その剣幕の激しさ ヤマドリ/ヤマドリゼンマイ
いよいよ秋も本番だ ジョウビタキ/サクラ
なんて粋なんだろう キクイタダキ/マツ
「本当ですか」。「ええ、ウソです」。 ウソ/ガマズミ
胸が痛くなるほど内気 アオジ/キブシ


冬になると シロハラ/アオキ
薄紫が煙る カルガモ/ホテイアオイ
繁華街のやんごとなき方 キレンジャク/ナナカマド
生まれたときからの運命 カケス/イロハモミジ
一対一でしみじみと会いたい タゲリ/イネ
そういえば草餅 メジロ/ウメ
早春の風物詩 オナガガモ/キショウブ
不条理に腹を立てそうになる オシドリ/シイ
縄文人の気分になれます ツミ/マテバシイ
群れる必要がない オオワシ/ドロノキ
まさかこんな事態が来ようとは スズメ/モウソウチク
先を読みときたくなる ハシブトガラス/トドマツ

あとがき

とじる

編集部より

作品の刊行に寄せて、推薦のコメントを3人の方からいただきました。本書にも登場されている鳥類学者の樋口広芳さん、生きものへの愛あふれる文章で知られるエッセイストのメレ山メレ子さん、そして画家のユカワアツコさんの個展をされたこともある雑貨店の店主・三品輝起さんのコメントを、それぞれご紹介します。 ●樋口広芳さん(鳥類学者) 「不思議な魅力を秘めた本だ。自然の中のいろいろな鳥景色。その様子を、心温まるエッセイ、抽斗の中に鳥が本当にいるように見える絵、その抽斗絵を部屋の内外にそれとなしに置いた写真、で構成している。ある意味、自然と日常が巧みに交錯している。」 ●メレ山メレ子さん(エッセイスト) 「生きものを観察するとき、集中してカメラを構えていると、対象と呼吸が重なるような感覚を覚えることがあります。人に馴れない野生の動物に、一瞬だけ近づく喜び。その瞬間を結晶にして、そっと包装紙をかけたような贅沢な一冊です。」 ●三品輝起さん(雑貨店「FALL」店主) 「ひとと鳥と草木の深い隔たりを、こんなふうに軽やかに埋めていくことができるのか。類や種をたがえた生命のいとなみが、近くも遠くもない美しい間合いからえがかれる。」

とじる

あなたへのおすすめ

  • かがく・図鑑

    • かがく・図鑑
    • 小学低学年~
  • かがく・図鑑

    • かがく・図鑑
    • 5・6才~
  • かがく・図鑑

    • かがく・図鑑
    • 小学中学年~
  • 絵本

    • 絵本
    • 4才~
  • 絵本

    • 絵本
    • 4才~
  • 絵本

    • 絵本
    • 5・6才~
  • かがく・図鑑

    • かがく・図鑑
    • 4才~
  • かがく・図鑑

    • かがく・図鑑
    • 4才~

みんなの感想(10件)

  • 母の友誌を愛読しているので、この鳥の写真(絵)のページはずっと好きでした。本になったのを知ってすぐに買って読むと、梨木香歩さんの文章がよりおもしろく、鳥たちの絵ももっと好きになりました。親友のお誕生日のプレゼントにします。私はとりどしなので鳥が大好きなのです。

    大野 久子さん

  • 「母の友」で楽しく読ませていただいていた梨木さんの本が一冊にまとまって、とても嬉しいです!家事に育児に忙しい毎日、ほっとひと息休むときに、ゆっくりていねいに読ませていただいています。なかなかおもいっきり出かけることのできない世の中ですが、耳をすませて本を開く時間が、わたしの心と体をおだやかに保っているのかなと思います。野鳥はもちろん植物が知れるのが嬉しい!!気持ちはどこかへ出かけているようです。ありがとうございます。

    ましゅまろさん

  • 子供が小さかった時「母の友」を長い間定期購読していました。新聞の書評で、梨木香歩に福音館書店、本のカバーは見たことのある、なんだか懐かしい鳥、これは手元に置いておくべき本だと直感。文中で京都の御池通の見ごとなケヤキ並木の景観が大好きだったとあり、私も同じで嬉しくなりました。カバーの絵は田中一村の「初夏の海に赤翡翠」と同じ鳥でした。そして、この本はすべて「母の友」のエッセーであったことを知りました。私の好きなものが3つつながり、絵と写真で年月を感じ、深層をなしています。「草木鳥鳥文様」は娘からの67歳の誕生日プレゼントとなりました。

    アッコさんさん

  • 福音館の本はこれで2冊目。日経の評から美しい本として購入。身近な草花と鳥を一つの場面に収縮したのと、それにふさわしい文章が面白い。私は加えて、鳥類図鑑と植物図鑑をこれも併せて参照している。装本はすてきだが箱はややおそまつ。

    黒島 宏一さん

  • こんにちは。この度は、すてきな本をわたしたちに届けてくださり、ほんとうにありがとうございました。「母の友」は以前はずっと購読させていただいていて、今は、図書館で読ませていただいています。久しぶりに開いた「母の友」で、うつくしい(どのページもそれぞれのよさがありますが)ページがあるなーと拝見させていただいていました。本の形になったものを手に取った時は、こんなにすてきな本の形になったんだーと、うれしくなりました。今の時代、めずらしくなってしまった函入り、布表紙、うつくしいしおり紐。本の大きさ、文字と写真の配し方…すべてが梨木香歩さんの文、ユカワアツコさんの絵、長島有里枝さんの写真を最大限生かしてくれているなーと思いました。またこの本の大きさで見ると、紙質と印刷のためなのか、写された場所の雰囲気がより伝わってきますね。昨年お亡くなりになってしまった、わたしの大好きな、鳥も植物も動物も大好きな(うつくしい写真を撮られる方でした)歳上の女性にみてもらいたかった…。今年のご命日に、位牌もお線香もおいてない、その方のスナップ写真とおりんと、ご主人がおかれたお花のスペースに『草木鳥鳥文様』をおいてもらおうかな…。布表紙の手ざわり、感じてくれるかな。ご夫妻が撮られた「タゲリ」もいるよ、と。

    かなさん

  • 長らく母の友を購読していて、カラーページの連載を毎月楽しみにしていました。それが一冊の本になり、装丁も素晴らしいとSNSで知りました。自分へのプレゼントにしよう(5月が誕生月)と思って購入しました。ページをめくる度に鳥と植物に出会い、部屋に居ながらにしてバードウォッチングしている気持ちになりました。鳥の逸話を読むと、鳥達がいとおしく思え、外出時には、つい鳥を目で追うようになりました。コロナ禍の今、屋外でも屋内でも楽しめるこの本を大切にしたいと思っています。興味があること:歳時記/四季折々の言葉を知ることでより一年が楽しめそうです。お勧めの本がありましたらご紹介ください。

    Kuminさん

  • 梨木さんの本を読む時は傍らにタブレットを置き、草木花、鳥など検索しながら読んでいました。それが片手間検索の必要なく、実物よりも趣きがある絵と一緒に目も楽しみながら、読みすすめています。鳥いいですね。常に胸をはっている姿も好きですが、羽根の美しさにも見とれてしまいます。自宅で飼っている文鳥の抜ける羽根も捨てるに忍びず、セロテープで紙に留め、ながめてしまいます。先日ベランダで洗濯物を干していると、羽根をくわえたスズメが欄干に止まりました。スズメの体に見合わないその大きな羽根は、どこかの鳥が落としたものを巣作りの為に失敬したのでしょう。すると突然、普段遠くで我々を眺めているムクドリが、スズメの対極側の欄干に降り立ちギロッと見つめると、スズメはハッと息をのんだのかハラリと羽根を落としてしまいました。その羽根はムクドリのものだったのでしょうね。見ていて笑ってしましました。世の中は小さな物語りであふれていますね。

    こえださん

  • いつも新刊が出る度に、手にとり読んでいます。梨木さんの文章は、生命あるすべての生き物(植物含め)に対しての愛情の深さにあふれていて、ともするとギスギスした世の中に疲れた心のキズを治してくれるような優しさが、そこかしこにあるのです。この本も私たちの身近にいる鳥たちや草木をとても愛情のこもった文章で描き出してくれています。大切な本になりました。

    坂脇 加代子さん

  • 母の友の連載時より、鳥類ずかん、草木ずかんのように、なるほどなるほどと読み眺め味わっていました。そして、場所(空間)と、ここで暮らすとどんなふうかなと想像してみることへの興味も。立派な1冊の本になりとても嬉しいです。4月になり、例年近所の土手にはキジが姿を見せます。田のまん中にいて、急にこちらに気づいたときの緊張した目つき!そこからの逃げ足(飛ぶこともあるので羽根)の早さ!柴犬と散歩中の私は、もう少しで桃太郎です。鳥類も面白いものだなあ。野鳥もいろいろ、なかなか目で追えないけれど。梨木さん、お身体を心配しています。何もできないけれどあなたの書かれたものは全て(ほぼ)手元に集め、私を守ってくれています。ご気げん良い毎日であるようお祈りしています。

    山本 洋子さん

  • 表紙の美しい朱色のアカショウビン、青が印象的なツミ、「林縁」という言葉を知ったコジュケイ、圧倒的な存在感のオオワシ、最も身近なハシブトガラス。その他、名前だけは知っていた鳥と名前すら初耳の鳥たちを描写する文章と絵と写真の素晴らしい組み合わせ。気軽にあちこち出かけられない今、架空の旅に連れて行ってもらったような読後感です。美しい装丁もあいまって素敵な贈り物をいただいた気持ちになった一冊でした。

    いしださん

  • もっとみる

    とじる

    感想を書き込む

    福音館の最新情報

    フォローする

    あのねメール通信の登録

    著者のエッセイや新刊情報を毎月メールで配信します。