子どもが物語の趣旨を把握できたかはわかりませんが、少なくとも、読んでいる間は楽しく聞いておりましたし、物語の後半の山場では先を急かされるほど夢中でした。絵があるとやはりとっつきがよいです。作者自身の絵ということで大変上手なので感心しました。戦いがあったり化物が出てきたりミステリー要素があったりで、とても着想豊かですね。クマが堕落していくのがリアルな展開で良いです。子ども向けなのでしょうが、大人の目で見ても十分感じるところがありました。
文庫版
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シチリアを征服したクマ王国の物語
自分たちの王国を打ち立てたクマたちの運命
とおいむかし、クマたちは高くそびえる山の中で静かにくらしていた。ところが厳しい冬がやってきて、飢えと寒さにたまりかねたクマたちは山を下り、人間の住む平地をめざす。行く手に待ち受けるのは、残忍な大公に、ばけ猫、人食い鬼。ゆうれいもいれば、魔法使いもいる。さてはてクマたちの運命やいかに。さあ、それではまばたきもしないできこうではないか。おもしろく、やがて悲しい、シチリアを征服したクマ王国の物語。
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小学中学年から
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