この絵本は私の一番大好きで心に残る1冊です。ゴンゴンの言葉にちょんが知らず知らずに学んでいく様子、ゴンゴンのさりげなくやさしい「魔法の言葉」は深い愛情と学びを教えてくれました。大道あや先生の素晴らしい絵もゴンゴンの世界を膨らませてくれます。若い頃、幼稚園で何度も何度も子ども達に心を込めて読みました。洋画家だった父もこの本が好きでお話の絵として絵画教室の題材にしていました。今や40代の息子三人も心に残る一冊のようです。あれだけ読んだんですものね。今は孫達に読んでいます。
ねこのごんごん
こどものとも|1975年4月号
腹を空かして歩いていた小さな野良ネコは、おいしそうな匂いがしてきたので、ある家にあがりこみましたが、その家の年寄りネコ・ちょんに、ごんごんと名付けられ、その家に住みつくことになりました。ちょんから、「何ごとも自分で覚えるが肝心」といわれて、扉の開け方、木の下り方などを学びながら、ごんごんは成長していきます。60歳から絵を描きはじめた大道あやの初めての絵本です。
- 読んであげるなら
5・6才から - 自分で読むなら
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