そりあそび

こどものとも|1990年2月号

雪が降る寒い日、ばばばあちゃんがストーブにあたって編み物をしていると、動物たちが寒い寒いといって、部屋に入ってきました。ばばばあちゃんはみんなであったまろうと、ベッドの上でトランポリンを始めますが、ベッドの脚が折れてしまいます。そこでこんどはベッドの脚を切ってスキーをつけ、そり遊び。ばばばあちゃんは真冬も元気に遊んで、その後はとっておきの場所でお昼寝……。

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冬の楽しさ さとう わきこ

私は寒さに強い人間になりました。長野県の岡谷という所は、冬になると恐ろしいほど寒くなるのです。標高が八百メートルもあるので、冬には日中でもマイナス気温。諏訪湖は全面結氷し、あまりの寒さに盛りあがり、割れ目が湖を走ります。東京の練馬に住んでいた時は夏強く冬弱く、風邪っぴきの多かった私が、なんと冬はトレーナーに半纏(はんてん)をひっかけ、マイナス十度という時でも、風邪もひかずにヒラヒラ外をとびまわるようになったのです。住めば都という言葉どおり、だんだん気候風土に合った人間に変わっていくようです。
 反面、ある部分はいつまでも、よそ者的なところもあると思うのです。それは、あらゆるものを、おもしろおかしく見てしまうからです。仕事柄、東京へ出掛けることが多いのですが、岡谷と東京では一季節違っているのです。東京が春だと岡谷は冬、東京が初夏なのに岡谷は春にやっとなったところ。八ヶ岳をさかいに季節がころっと変わる、そのことが楽しくて仕方がありません。
 湖に氷がはると見に行き、白鳥が飛来すると見に行き、軒のつららをしごいてみたり、雪の降った朝は、早起きをして、四方の山が美しい砂糖菓子のようになったのを、あきずに見たり、冬もけっこう楽しみが多いのです。自分のくらしぶりが当然作品にあらわれてくるもので、もちろん、ばばばあちゃんの話にも冬の話が出来てしまうわけなのです。
 私はスキー大好き人間で、冬になるとしょっちゅう、志賀高原や乗鞍にすべりに行きます。今回も、ばばばあちゃんの話を作ろうと、志賀高原に行き、リフトに乗りながら案を練り、すべりおりながら、そりだったらどうだろうか……などと考え、スケッチをしたり写真を撮りまくったりしました。何よりも役に立ったのは実際に体で感じることで、そりの楽しさをスキーで実感しつつ、楽しく、楽しく原稿を作ったのでした。

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
32ページ
サイズ
19×26cm
初版年月日
1990年02月01日
シリーズ
こどものとも
ISBN
テーマ

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