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ひとこと 谷川俊太郎
わらべうたというものが、単なる歌でも詩でもなく、子どもたちの心と体のひとつになった深いところに働きかける呪文のようなものであるとしたら、今の世の中の子どもの暮らしにふさわしいわらべうたもあっていいのではないかと思います。目で読むだけでなく、声に出し、体を動かし、遊ぶこともできるわらべうたの実用性に、かえってことばの豊かさを感じて、私もむかしの無名の人々にあやかって、わらべうたをつくってみました。
<めのまどあけろ>朝起きるときのうた。ねおきのわるい子をそそのかして起こすのにも使えるでしょうか。
<いちばんぼたん>着がえのうた。子どもの指の動きにあわせて、ゆっくりとなえていいと思います。
<ほっぺたのはらに>顔を洗うときのうた。
<にょろにょろあるくの>歩きながらそれぞれの歩きかたをまねて楽しんでもいいし、立ち止まってむずかる子をなだめることもできるでしょう。
<いっぽんあしかかし>遊びうたです。片足で立つ子の頭に何かをのせたり、くすぐったりして、いつまで倒れずにいられるかをきそう。
<いたいとことんでいけ>伝承わらべうたにもある<ちちんぷいぷい>などの現代版。
<かんかんおこりむし>おこってすねている子を、からかいかつはなだめるうた。
<ひっちらかしとっちらかし>あとかたづけをうながすうたですが、子どもにとっては散らかすこともまた楽しいと思うので、あえて二節にしてみました。しつけも大切ですが子どものエネルギーの解放もまたみとめたいと思います。
<たらこかずのこ>おなかのすいたときのためのことば遊び。
<せっけんさんが>お風呂でのふざけうた。
<ふとんのうみに>子守うたの一種でしょうか。
以上、蛇足かと思いますが、作者の意図したところを書いてみました。もちろんもっと他の工夫や遊びかたもあっていいのです。
基本情報
- カテゴリ
- 月刊誌
- ページ数
- 24ページ
- サイズ
- 21×20cm
- 初版年月日
- 1981年02月01日
- シリーズ
- こどものとも年少版
- ISBN
- ー
- テーマ
- ー
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