こどものとも年少版113号

あさですよ よるですよ

こどものとも年少版|1986年8月号

「朝ですよ」とエンドウ豆のおかあさんが叫ぶと、さやのベッドから子どもたちがとびだします。豆の子どもたちはご飯を食べ、園に行っていっぱい遊んできます。豆の家族の楽しい1日。

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『あさですよ よるですよ』について 加古里子

 この絵本は豆ちゃん一家の一日を描きました。私のちいさい頃、豆は大事な食物でした。赤飯や豆入餅は年に数回お目にかかるだけで、甘味が少しついたオタフクの煮豆やキナコはごちそうでした。またクズ豆を煮たのをツナギにしてヒゴ細工を組み立てたり、ハシで豆つまみを競ったり、白と黒の豆を盆の上で区分けしたり、小豆のお手玉の感触を楽しんだり、豆は親しい遊びの材料にもなりました。
 小学生の腕白時代、近所に女手一人でやっている遠藤という酒屋があって、そこにまたすごい二人の子がいました。年がちょうど私の上下になる兄弟で、ある時私はこの兄弟に泣かされ、「〽エンド豆バカ息子、ダイズにアズキ」とわめいて帰ったのをよく覚えています。一月ほどたった後、突然数人の男がその酒屋に入り込むと、おかみさんと腕白兄弟が半泣きでその家を去って行きました。借金がかさみ差し押えられたと聞いても、当時の私には理解できぬ謎の事件でした。
 中学一年のとき読んだマザーグースの豆の歌が、強く印象に残っています。その中に「ピース・ポリッジ・ホット」と「ピース・プディング・ホット」というよく似たのがあって、竹友藻風さんのを転訳(?)して喜んでいました。
 〽あついえんどう豆ポリッジよ
  さめたえんどう豆ポリッジよ
  なべのえんどう豆ポリッジよ
  ここのか すぎたポリッジよ
  Pの字 ぬいて かけるなら
  おまはん 学者になれるだろ
 最後の二行が私の英語力では、未だに謎で、こんなことを想い出しながらつくりました。

 豆には多くの種類があり、英語のピースとビーンズも区別されていますが、この豆ちゃん一家はどちらなのでしょうか。銀行名に使ったビーンズには、俗語でコゼニをいうとのこと、従って豆ちゃん世界の一六銀行と思ってくだされば結構です。
 では皆さん まめで またこんど。

(1986年)

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
24ページ
サイズ
21×20cm
初版年月日
1986年08月01日
ISBN
テーマ

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