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ねんねの時間 カズコ・G・ストーン
「さあ、そろそろねんねの時間ですよ」と言われて、「ワーイ」とよろこぶ子どもは、どこにもいないと思う。
「いやー!」「まだねむくなーい」と言う子どもの返事は、世界各国共通にちがいない。
なるべくベッドに行く時間をひきのばそうとする子ども。一刻も早く、子どもをベッドに入れて、ホッとしたい親。私もねるのをいやがる子どもを、いかにぐずらせないで、スムーズにベッドインさせるかということにいつも頭をなやませていた。十五歳になる息子が小さかった時、ベッドまでケンケンで競争というのをやった。子どもは、マミーに勝とうと、ケンケンをしながら廊下をすっとんで、ベッドにとびこんで、「ボクの勝ち!」とニコニコしていた。これは一番うまくいったうちのひとつ。そのせいかどうか、今高校生の彼は、陸上チームで中距離ランナーになり、冬は屋内、春は屋外、秋はクロスカントリーと一年中走っている。
私が住んでいるアメリカには、冬時間、夏時間というのがあり、十月の最後のウィークエンドの夜中に、アメリカ中の人が、時計の針を一時間もどし、四月の最初のウィークエンドの真夜中に、時計の針を一時間進ませる。夏時間になると、日が暮れるのがグンと遅くなり、八時半になっても、まだほの明るい。
屋上の植木に水をやって、階下へ降りてきて、薄暗い室内にパチッと電灯をつける瞬間が私はとても好き。部屋の中が暖かい黄色に満たされ、それとは対照的に、窓外の景色が濃い青色の世界に変わる。まるで、青いセロファンを窓ガラスにはったように。
『おやすみクマタくん』で、この黄色の室内と青い窓外を交互に描いて、青い空気の中に、まくらや毛布、パジャマやベッドまでとばしてしまいました。
マジックブルーの中で、いい夢を見られるといいですね。
基本情報
- カテゴリ
- 月刊誌
- ページ数
- 24ページ
- サイズ
- 21×20cm
- 初版年月日
- 1992年09月01日
- シリーズ
- こどものとも年少版
- ISBN
- ー
- テーマ
- ー
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