そうじきに まちがえられた そうじきこうじょうの こうじょうちょう

こどものとも|2025年6月号

ここは、とある掃除機工場。工場長は小さな象です。仕事をさぼって眠ってしまった工場長。その姿は、なんだか工場で作っている掃除機そっくりです。そこへやってきたのは新入りの作業員さんたち。寝ている工場長を掃除機だと思い込んで、ベルトコンベヤーに乗せてしまいます。出荷された工場長の運命やいかに……? とぼけたユーモアに思わず笑ってしまう一冊。

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作者のことば

いろんな工場
へんみあやか

私が生まれ育ったまちには、工場がいっぱいあります

思い出の中にはいつも工場。学校へ行く道、駅へ行く道、友達の家に遊びに行く道、プリクラを撮りに行く道、その全てに多くの工場が並んでいました。大きい工場から小さい工場まで、つくっている物は食べられる物から食べられない物まで、多種多様です。私のまちは、工場ならなんでもそろっている、工場のデパートです。この工場のデパートでつくられた物が、デパートに並ぶのでしょうね。と、適当な事を言っているのは、私が、我がまちの工場が何をつくっているのかを知らないからです。実に無責任に暮らしてきたものです。

何の工場かは分からないけど、毎日動いている。それらの工場のそばを通ると、色々な音がきこえてきます……ガガガガガガ、ンボボボボボ、バボバボバボバボ、パッシュンパッシュン、ポカスルポカスル、ニャーモンニャーモン、メノンメノンメノンメノン、ンペペペペペペペ、ピョーーーーーーー、何をつくっているんだ、一体。

でも、食べ物の工場であれば、何をつくっているのかすぐに分かります。そのにおいがしますからね。そばを通ると、甘いにおい。砂糖が焼けるにおいです。これは絶対にお菓子の工場です。ほら、表に饅頭工場とかいてあります。次はパンのにおいがしてきました。パンのにおいですから間違いなくパン工場です。表を見れば、ほらやっぱり。次はお惣菜のにおいがしてきました。どんなお惣菜だろう、でもいいにおい。お腹がすいてきたなあ。うちの今日の晩ご飯はなんだろう。ああ、いいにおい。表を見ると、ペットフード工場でした……。

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
32ページ
サイズ
19×26cm
初版年月日
2025年06月01日
シリーズ
こどものとも
ISBN
テーマ

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