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978-4-8340--*

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読み聞かせワークシート記入例

福音館書店の月刊絵本を例にとって、記入のポイントをご説明いたします。記録をつける際に参考にしてみてください。
 

記入例①

○絵本のタイトル/作者
『たんぽぽのまほう』 河本祥子 作

絵本のポイント
子どもたちへの読み聞かせをする前に、絵本を読んで感じたことを記入。
例:たんぽぽの魔法がどんな魔法なのかわくわくしながら見ることができ、春の雰囲気が暖かくて心が暖かくなる本だと感じた。

読み聞かせた印象
子どもたちに読み聞かせをしている時に、どのような印象を受けたかを記入。
例:なんで飛ぶの?魔法にかかったの?と魔法に興味を持っていた。とんでいくシーンを見て、どこがおばあちゃんの家かな。と自分たちも空から見ているのをイメージしているようだった。

読み聞かせたあとの子どもの姿
絵本を読み聞かせたあとに、子どもたちがどのように遊んだり振る舞ったりしたかを記入。
例:わらべ歌“たんぽぽ”にもイメージを持って「ふぅ~。」と飛ばす姿があった。

2回目以降の子どもの姿
読み聞かせを繰り返す中で、子どもたちがどのような行動をとっていたかを記入。
例:たんぽぽづくり(お花紙・折り紙・ハサミ・毛糸)
  → お花紙をまるめる。(3歳)
    お花紙や紙皿でたんぽぽを作る。(4歳)
    画用紙で切り絵、毛糸でポンポン作り。(5歳)

 

記入例②

○絵本のタイトル/作者
『リュックしょってピクニック』 こさかまさみ 文 こやまともこ 絵 

絵本のポイント
例:リュックの中に、どんどん動物たちが入っていくところやお弁当の大きさの違いなどイメージしながら見ていて楽しい本だと感じた。

読み聞かせた印象
例:お弁当の中身を見て「チーズが入っているからねずみさんかな。」など中身と動物を連想させてイメージしてみていた。動物たちがかくれんぼをしているのを見て、園庭に出たら“かくれんぼ”をするようになりしばらく流行っていた。

読み聞かせたあとの子どもの姿
例:リュックしょってピクニックの絵本が大好きで、読んでもらうのを楽しみにしていた子どもたち。キッチンでは動物さんたちのお弁当に入っていたメニューをイメージして作り出す姿があった。お店の周りを、森にしようということで、“木”作りが始まる。木ができたら、川・雲・野原とイメージが膨らんできた。川には、魚がいる・雲(空)には、鳥・野原には動物たちと環境が変わってきた。それと同時に森の中にお店屋さんを開くなら…と話し合うとアイスクリーム屋さんがしたいと意見が出て、アイス作り・お店屋さんが展開された。今は、さくらちゃん(人形)がおなかが痛い、ということから病院が開院されている。

2回目以降の子どもの姿
例:それぞれ、池や線路を作っていた。池では、魚釣り・線路には電車を走らせたりしていた。しかし、イメージが共有できていなかったせいかすぐにつぶれてしまう様子があった。森に木を作ろうと始まった時に“リュックしょってピクニック”を読み進めると、子どもたちのイメージが共有できた。年長児が「自分の背の高さまで高くする。」と土台を作り、年中児も一緒にやり始め「椅子を持ってこよう。」と背より高い木ができた。また、イメージを共有しながら作ることができたので、その木を大切にする気持ちも芽生えたようだ。木の横には、川・野原も作りイメージが広がっている。

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