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絵本画家 赤羽末吉

スーホの草原にかける虹

戦前・戦中・戦後を生き抜いた絵本画家の生涯

『スーホの白い馬』で知られる絵本画家・赤羽末吉。三男の妻として身近に接した著者が、その仕事を振り返りながら戦前・戦中・戦後を力強く生き抜いた画家の生涯を辿る。東京下町に育った子ども時代から青年期に渡った旧満州(中国東北部)での生活、戦後の引き揚げによる数々の試練、そして絵本画家となり子ども達のために描き続けたその軌跡を豊富な資料とともに紹介し、“絵本画家赤羽末吉”の原点に迫る。

  • 読んであげるなら

  • 自分で読むなら

    子どもにかかわるすべての人に

カテゴリ : 読みもの
定価 : 2,750円(税込)
ページ数 : 610ページ
サイズ : 20×15cm
初版年月日 : 2020年04月25日
ISBN : 978-4-8340-8550-1
シリーズ 福音館の単行本

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目次
プロローグ−出会い

第一部 誕生ー絵本画家の種と芽吹き
 第一章 「江戸っ子だってね」
 第二章 暗い青春の中でも

第二部 大陸
 第一章 大連へ
 第二章 心に灯がともる
 第三章 転職
 第四章 日本画家、赤羽末吉の誕生
 第五章 大陸旅模様
 第六章 日々の暮らしから
 第七章 スーホの草原へ

第三部 敗戦
 第一章 新京の終焉
 第二章 引き揚げ
 第三章 緑豊かな国、日本

第四部 絵本画家への道
 第一章 再出発
 第二章 『かさじぞう』の雪
 第三章 『スーホの白い馬』の誕生

第五部 絵本に思いを込めて
 第一章 「鬼の赤羽」の絵本づくり
 第二章 国際アンデルセン賞受賞
 第三章 『かさじぞう』の贈り物ー舞台美術の仕事
 第四章 中国再訪

第六部 死
 第一章 人生最後の創作絵本『おへそがえる・ごん』 
 第二章 父の声

エピローグ

あとがき

参考文献リスト

赤羽末吉年譜

赤羽末吉作品リスト(児童書)
父・赤羽末吉ー子どもの潜在的な感性の力を信じる 赤羽研三

とじる

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みんなの感想(18件)

  • 10年前、茂乃さんのお話を聴く機会に恵まれました。その時のお話を思いうかべながら“赤羽末吉一代記”を読破できたことを幸せに思っています。わからない地名や言葉をタブレット片手に調べることで、赤羽末吉さんの歩んでこられた時代にタイムスリップしたようでもありました。赤羽末吉さんについて知っていた部分的なことが、点でしかなかったことに気付き、本書によってボンヤリとしていた部分が読み進める中で、少しずつはっきりしていきました。参考文献リストの多さにもおどろき、茂乃さんのお父さんについて知ろうとする思いも十分伝わってきました。一代記ありがとうございました。

    よしみさん

  • 赤羽茂乃さま 拝読しました。よくぞこんなに丁寧に調べて書いてくださいました。天国でおとうさまもおかあさももも喜んでおられると思います。わたしは『スーホの白い馬』からのファンです。王様の後ろ姿を描いた場面が一番好きです。大胆な構図が好きです。森繁久弥さんとの交流、木下順二さん松山善三さん山本安英さんとの仕事を知り驚きました! どうぞ、おからだを大切にされてますますご活躍ください。

    原 安希子さん

  • 赤羽末吉さんの絵本は以前、何冊か読んでいました。中でも「だいくとおにろく」が大好きでした。ヌーと出てきてニカニカ笑う鬼が大好きです。この本は赤羽さんが下町で生まれて成長し満州へ激動の時を過ごし、また日本に帰ってこられそして、最後の時まで私も赤羽さんのそばで一緒にその時代を歩んできたようなそんな思いにさせてくださいました。たくさんの人々、友人、家族、いつもその中心に赤羽さんがいる。命をけずって描かれた絵本の絵には魂がこもっているのでしょう。この本に出会いもう一度、一冊一冊、赤羽さんの絵本を手にとって読んでみたくなりました。茂乃さんの温かくお父様を見守る視線が文章からも伝わってきました。保育園の仕事から帰って夕食の用意までの20分、コーヒーを飲みながらこの本を読むのが至福のひと時でした。最後のページを読み終えて本を閉じた時、長い旅を終えたような満足感と一抹のさみしさを感じました。すばらしい本を読ませていただき感謝の気持ちでいっぱいです。茂乃さん、福音館書店の皆様、そして天国の赤羽末吉さんありがとうございました。

    高田 順子さん

  • 茂乃さん、ありがとうございます。赤羽末吉はすごい絵本画家だ…とは一応知っているつもりでしたが、ほとんど知っていなかった…すみませんでしたという気持です。たいへんな人生を淡々という風に(深くはそうでなく…)歩き、熱情をもってあれほどの作品を私達に表出して下さっていたのですね。全校100名足らずの小学校ですが、赤羽末吉のこともっともっと伝えますから。ありがとうございました。

    小山 和子さん

  • 今朝(12月21日)の「天声人語」に赤羽末吉さんに関する記事がのっていました。あまりに偶然とは言え、昨夜、赤羽茂乃さんの『絵本画家 赤羽末吉』を読み終えたばかりです。このタイムリーさにペンを取ることにしました。もとはと言えば6月に朝日新聞の本の紹介で知って、すぐに書店に注文しました。それと孫の教科書にのっている「スーホの白い馬」の絵が赤羽末吉さんの絵でなくてがっかりしていたこともありました。彼の横長の「スーホの白い馬」の絵でないと、モンゴルの草原のイメージはわきません。茂乃さんの本をじっくり読ませて頂いて、赤羽末吉さんの絵に対する思い、人との関わり等深く知ることができました。ありがとうございます。赤羽茂乃さんもすごい方だと思いました。是非多くの人に読んでもらいたい本です!

    林 總代さん

  • 本書を読むきっかけは、10月31日付毎日新聞「スーホの白い馬」の原風景を読んでからです。著者が、膨大な資料等から絵本画家の歩んだ道を詳細に著述されていることに敬服しました。赤羽先生が50歳になってから絵本画家として本格的に活動されたことも敬意を表します。私は近くの小学校で、読み聞かせのボランティアに参加して15年になります。赤羽先生の絵本は「かさじぞう」「スーホの白い馬」「王さまと九人のきょうだい」等多くを読んできました。「かさじぞう」は冬になると定番で読んでいます。私が好きなのは「スーホの白い馬」です。満州時代に内モンゴルを旅した際のスケッチや写真がもとになっていることを知りました。これからも読み聞かせは声が出る限り続けたいと思ってます。良い本をありがとうございました。

    飯田 匡さん

  • 「スーホ」も好きですが、私の好きな1番は「かさじぞう」です。雪の感じがこんなに出ていて、不思議な気がしました。思い出に残るもう一冊が、宮沢賢治の「水仙月の四日」。賢治が少々苦手だったのですが、(絵本を好きな人たちの集る)「ジルベルトの会」というグループで出会い、出していた会誌「風のたより」でそのレイアウトを担当しました。「雪姿んご」の迫力を出したくて、見開きに入れるのに苦心したのは楽しい思い出です。私の一家も大連からの引揚を経験しました。父は技術者として抑留されたため、私たち母子より2年してそれでも無事に帰国しました。ロシア参戦直後の恐ろしい経験は忘れられません。帰国して感じた「日本の美しさ」も。

    飯野 恵美子さん

  • よくぞ伝記を書いてくださいました。「かさじぞう」も「スーホーの白い馬」も大好きです。ナゼ?この御本を読んでストンと納得しました。それにしても満州を知らないあなたが、資料からよくぞここまで彼の地を思い描いてくれました。というのも、私が1939年新京生まれでハルピンで小学校に入った年に敗戦(終戦という人を信じません)鉄道技術者の父の仕事で北京へ移り、天蘭線が出来上がった1953年に帰国したので、満州の空気を身に沁ませているので、あなたの書かれることが、子どもの目にうつった娘々廟の賑わいもそのまま。感性のすばらしいあなたが、父上の好奇心、優しい思いやり、努力をおしまずコツコツと積み上げる何ものにも正面から正攻法、子どもたちに美しいものを見せてやりたい感じてほしい、そのチャンスを作りたい。寝なくてもガンバッテ何とかしてやれるものなら、ねなくたっていい。そんなお父上は天賦の絵を描く才で私達に絵本をくださったんですね。ありがとうございます。私はこの地で34年間子ども文庫をし松居直さまの生地の隣なので講演会で拝顔できました。原画展で求めたサイン入りのスーホを今、手に持っています。

    花野さん

  • 三人の子育てのなか、また私自身の仕事(高校図書館司書)を通して、数えきれない絵本との出会いがありました。各々が素晴らしい1冊1冊でありましたが、いつの頃からか強く心がひかれた画家のひとりに赤羽末吉氏の存在がありました。色彩、描かれた人物の表情、しぐさ、背景、場面の展開、絵全体から受ける印象が温かく、心の奥深くに沁みるものがありました。40数年前子どもたちと楽しんだ絵本の数々。『こどものとも』の「まのいいりょうし」「くわずにょうぼう」「そばがらじさまとまめじさま」など、その時々の子どもたちの反応まで鮮やかによみがえって参りました。人をひきつけてやまない読む者に感動を与える本は、やはり描き手の人間性によるところが大きいと、この本を通して考えされられました。赤羽末吉氏の子ども時代や、旧満州での生活や体験(郷土玩具の蒐集や研究、影絵人形芝居、交友関係)を知り、その源泉をみる思いでした。赤羽末吉氏の絵本画家としての足跡をこのような形でまとめられたこと(集大成)に敬意を表します。綿密な調査と膨大な資料をもとに、長い年月をかけて完成をみたのは、赤羽末吉の絵本とともに、後世に残ってゆくものと思います。

    齋藤 洋子さん

  • これまで、カードを書き投函したことはなかった。が、この本だけはなぜか書かなければ、出さなくてはいけない、との思いが頁とともに強くなった。それは筆者がとにかく真剣だから。義父を描くだけでなく、旧満州をていねいに述べておられる。まるで紀行文、現代史、そして日本史なのだ。このことは、かつてこの国が犯した大きな汚点と向き合わねば子どもたちに合わせる顔がなく、未来がないことを意味する。毎年12月31日『かさじぞう』を開く。日本に生きることを幸せに思い、気持ちを強くする。

    大屋の寅さんさん

  • 本書を購入したいと思ったのは、2020/5/30付の朝日新聞の記事の中で「スーホ」の文字を目にしたからです。「スーホの白い馬」をみたのは2015年にモンゴルの草原を馬に乗って帰ってからでした。本書は赤羽末吉画伯の生涯が、誕生から死まで時系列で作品とも読みやすくわかりやすかったです。又、楽しめたのは写真と絵が沢山あったことです。特に下絵のデッサン、スケッチは貴重です。茂乃さんの文章もお父さんに負けずにユーモアがあり、たいへん読みやすいものでした。好きな作者等①本書にも出てくる安野光雅の風景水彩画。②7月~に予定されていた貴社での赤羽末吉展がなくなって残念です。後日、開催をぜひお願いいたします。

    河原井 弘道さん

  • 5/30朝日新聞に赤羽茂乃さんの記事を見て、書店に取寄せてもらいました。読むのに時間がかかりましたが、さすが最も身近で接していた茂乃さん。細やかな調査と表現(全人格、作品)が伝わりました。女性(シニア)だけの朗読サークルをつくり、詩、童話、エッセイなど、順に朗読しています。「スーホの白い馬」は子育て中、子どもと読みました。その子が母親になり、孫にわが家の本を送ったので、自分用に購入。絵を見ながら朗読するのも楽しいものですよ。

    細野 悦子さん

  • 民話、影絵人形芝居、絵本。いつか読んだイルジ・トゥルンカはじめのチェコ童画の伝統のことを思い出しました。彼らの緑への想いと、赤羽さんの雪への想い、すばらしいですね。また、赤羽一家が引きあげ後、八代から八吉へ向かう旅を読んでいる時、球磨川の氾濫のニュースを知り、その部分の叙述が強く印象に残りました。子供や若者のお金や時間の使い方、モバイルやゲームにそんなに使ってもいいの、もっと他にも使えるよ、と感じてしまいます。幼いころ得たもの、感じたこと、いつまでも残るのに。

    K.K.さん

  • 6月半ば頃、本を求めまして、600頁ほどのズッシリしたご本ありがとうございました。未だ読んでいません。スナップ絵などの写真をめくっています。私、幼稚園で絵画指導をして、60年ほどになります。「紙芝居」日本の昔話を幼児、小学生にします。それを4切画紙に描きます。かさじぞうをする私は冬が待ち遠しく、何度も家で出し入れ、声を出します。「源平絵巻物語」十巻大好きです。

    清水 京子さん

  • 読みきかせで、楽しい世界を子どもたちと共有した昔、多忙にあけくれた保育者時代にあって、その時間は静けさと没我の一時でした。スーホの白い馬をはじめ、沢山の赤羽作品にふれさせていただきました。(当時の編集長、斉藤惇夫氏にも大変お世話になり、ご指導いただきました。)以来、折に子どもの本に関しての著書を、楽しく拝見しています。この本により、更に絵本が味わい深いものとなりました。

    カズエさん

  • ちひろ美術館東京で「遺作展」を仲間と見ました。あれから30年ー 身近な方が書かれた日常の画家の姿。それも決して気どらず、家族にはちょっと”めんどくさい”、でも茂乃さんには好奇心をかきたてられる色々の様子、ひきこまれて笑い、そして泣きました。こんなに書いて下さって”御両親”もどんなに喜んでいることか。私にも人間末吉の温かさが心に残りました。そしてよく調べられました。すごい。

    森尾 宏子さん

  • 新聞の記事を見て直ぐに書店で注文して取り寄せました。4日後に受け取った時は、思ったより本の厚さに驚きましたが、読み始めると面白くて止まらなくなりました。7日で完読。文章が平易なのと、興味ふかいエピソードの数々。ユーモアあふれる赤羽末吉さんの言動!「カセグような勉強はするな」という言葉は、特に印象深いものがあります。絵本がこれ程までに丁寧に真剣に作られていることに、衿を正して有難く読まなければとの思いを大にしました。(『おへそがえる・ごん』欲しいです)膨大な資料を丁寧にまとめられた赤羽茂乃さんに感謝です。満州引き揚げ者の私の一家で、昭和19年奉天生まれの私。父母の苦労が思われました。

    山本 圭子さん

  • 新聞記事を見てすぐネットで注文しました。私は幼児教育史の研究者です。歴史的に価値ある史料が捨てられたり、著名人の蔵書寄贈も活かされない事例を耳にしてきました。この記事からは受けついだ方の愛が伝わってきました。届いた箱を開けて本の厚さにびっくり、美しい装丁と読みやすい文字も含め、福音館書店の並々ならぬ気概を感じました。まだ初めと終わりを読んだだけですが、わくわく感が止まりません。『スーホの白い馬』の誕生には目を通しました。松居直氏には、逸材を発掘してデビューさせる「判断の的確さ」と、売れるかどうかの「勘の鋭さ」があったという社員の評に納得です。同時期、佐藤忠良氏が『おおきなかぶ』を描いている謎が解けました。

    畠山 祥正さん

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