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ヤービの深い秋

出会ったのは森の奥深く、きみの夢の底深く

秋はしだいに深まり、冬ごもりの支度におおいそがしのヤービたちは、博物学者であったグラン・グランパ・ヤービが、ややこし森でみつけたという、まぼろしのキノコ、ユメミダケを探す冒険に出発します。同じころ、フリースクールの生徒ギンドロと、ウタドリ先生たちも、ギンドロの見つけた不思議な手紙に導かれ、テーブル森林渓谷、ヤービたちのいうところのややこし森へと向かっていたのでした。ヤービシリーズ待望の第二弾。

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    小学中学年から

カテゴリ : 読みもの
定価 : 1,870円(税込)
ページ数 : 240ページ
サイズ : 21×16cm
初版年月日 : 2019年08月30日
ISBN : 978-4-8340-8477-1
シリーズ 福音館創作童話

その他の仕様 +

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みんなの感想(21件)

  • 美しい自然と可愛いヤービ達クーイ族の日々の暮らしを想像して楽しんだ『岸辺のヤービ』に続く『ヤービの深い秋』を読みました。トリカのうそ克服への第一歩ともなり、ギンドロの悩みも晴らした冒険は、それぞれ同時期に進んでいって、とてもワクワクした気持ちで読み進めました。クーイ族と大きい人達が協力し合うところも素敵でした。生き物の名前をあえて違う名前で呼ぶことで守ろうとしていたり、寮内でも過干渉ではないながら、お互い気にかけている様子など、温かい気持ちになりました。お話の最後の挿絵が〔つづく〕となっていますので、まだまだマッドガイド・ウォーターの世界を楽しむことができると嬉しくなりました。

    Mさん

  • 梨木香歩さんの作品を読むと、自然と人間が少しずつ折り合う方法を見つけられるのではないかな…と思えます。人間だけが特別でない、少し寂しく厳しいけれど、自然の一部であることにホッとするのです。

    山岸 俊枝さん

  • 8月の初め“尼崎市総合文化センター”での小沢さかえさんの展覧会にでかけました。会場で“岸辺のヤービ”の外箱と表紙の絵にひかれて購入しました。もともと梨木香歩さんは大好きな作家さんでもあり、ワクワクしながら楽しく読みました。続編の本作“ヤービの深い秋”も読みたい!と思っていました。たまたま別の本をさがして大和郡山市の“とほん”さんで見つけ、うれしくなり購入。前作以上に楽しかったです。人とヤービのかかわり合いがとてもていねいに書かれていて、小沢さんの絵とぴったり合っています。次回作も楽しみです。

    星のかけらさん

  • すっごく面白かったです!前作では出番の少なかった人間たちのことがたくさん知れました。人間チーム、小さな生き物チーム、それぞれの目的で同じ場所、同じ時に冒険してて、わくわくしました!そして「秋のきもち」のこと。わたしもなぜだか分からないけれど、秋になると心が悲しさにひっぱられたり、体調もすぐれなくなる…なんだかなぁって思ってたけど、ウタドリさんの言葉を聞いてこの感受性をいやになんないで大切にしよう、信じてみようと思いました。時には悲しみもキラキラしてて、楽しさや喜びよりも深いところにいける。そういう色んな気持ちに気付くことって、本当に幸せなことなんだって明るく思いました。最後にこの本の装幀が本当に大すきです。ヤービたちや森の絵、地図とそれをかこむライン、目次や本のカバーの見えないところまですてきです!!!

    みどりさん

  • 梨木香歩さんの作品が好きで、児童書ですが手に取りました。小沢さかえさんの森の絵もピッタリです。「岸辺のヤービ」は図書館で借りました。大きい人達とヤービやトリカ達が、同時期にユメミダケを目指してテーブル森林渓谷に行くところが、大人でもワクワクしました。マッドガイド・ウォーターシリーズの次回作で、ヤービに会えるのを楽しみにしています。

    山口 千恵子さん

  • 以前購入した“岸辺のヤービ”の第2弾があるのを知り、本屋でさがして購入しました。素敵な装丁本で、私の本棚の本の仲間に入れるのがうれしい1冊です。

    猫母さん

  • 私は、岸部のヤービシリーズを集めています。早く次の新しい作品が出るのを楽しみにしています! ヤービやお友達や登場人物がかわいいです。

    ウッピーさん
    お子さんの年齢:小学高学年

  • 挿絵の数が増えて、読み易くなった事ももちろんありますが、その事を除いても、とても読み易くましました。トリカのくせを直す話や、ギンドロのお母さん(少女)の話では、私自身の心臓をつかまれるくらい、胸が痛くて、こういう視点が、梨木さんらしく、素晴らしいと思いました。最後の”つづく”が嬉しい!楽しみにしています。

    須斎 陽子さん

  • 外出できずに家の中で心がふさいでいる時に、ヤービたちがそっと寄りそってくれた気がします。つらくなっていた心に「秋のきもちを知る」という言葉がしみこんできて、自分もヤービたちの友だちになれたような気がしました。こんな素晴らしい本を作ってくださった梨木さんや出版社の皆様に心から感謝しています。ヤービたちの活躍がまた見られることを祈って、続編を心待ちにしています。ヤービのシリーズを子どもたちにも薦めていきたいです。

    くじらさん

  • 梨木香歩さんの本を読むと、あたり前にとらわれている日常にはっと気づきます。言葉のひとつひとつに人が大切にしたいもの。に気づきます。マッドガイド・ウォーターは、時に苦悩する私の心の岸辺になっています。いつか作者である梨木さんにお会い出来る日を夢みています。

    ルーサさん

  • 梨木香歩様   “ヤービ”にまた会えてうれしいです。秋の書店で見つけて、一番ステキにディスプレイしてある本屋さんで購入。出入りの多い11月、気ぜわしい12月、ずっと待ってやっと正月明けの一人の時間をマッドガイドウォーターですごせました。読んでいる時間の「いとおしさ」だんだん終わりに近づいて「終わらないで」の気持ちが湧いてくる…(梨木さんの物語は全てそうですが)久々に深くやさしい日をすごしました。ありがとうございます。またヤービに会える日を楽しみにしています。小沢さかえさんの画、はかなげで、でもシャンと生きてる一族の世界、大好きです。

    トクさん

  • ウタドリさんの話と、ヤービたちの話が入りまじって面白い。

    葉月 クマさん

  • 普段、市街地で生活している子ども達に自然の変化や、そこに住む気持ちの変化などを感じてもらいたいと思って購入しました。自分で見開いてみると、物語はもちろん挿絵のかわいさも素敵な本だと思いました。続編も期待しています。

    faitoさん

  • テーブル森林渓谷への冒険あたりからワクワクしながら、あっという間に読み終えてしまいました。「秋のきもち」は人を落ち着かせ、物事に集中する時間もくれるから、秋~冬が大好きです。そして物語の最後に「つづく」の砂文字も。香歩さんとは歳も近いせいか、同じ時空を似たような子ども時代を過ごしたのではないかと思える程に、感情が近いというか。とても心地良いのです。物語の世界観が。小学生でコロボックルの世界と共に成長した私は、今でもどこかあちらの世界の住人のようで、森の緑や木々、草のにおいが無いと心が死んでしまうような気持ちになります。時々フラッと森に包まれないとダメな位です。だからヤービたちの世界がとても良いのです。自然を愛し、自然を敬い、共に生きている香歩さんと、また私も同じようにこの先も生きていけたらいいな…と思います。

    坂脇加代子さん

  • 梨木香歩さんの表現が好きで、読んでおります。続きを楽しみに待ってます。児童書ではなく、大人も読むべき作品。

    風来坊さん

  • 待ちに待っていたヤービの続編。ありがとうございました。ファンタジーの世界を通して私たちが考えなければいけないこと、残さなければ次の世代に続けなければいけない自然。私たちもその自然の一部。タイトルの通り深いお話でした。小さな「大きい人たち」から大きな「大きい人たち」まで楽しめる物語をありがとうございます。小沢さかえさんの絵が、又深い森の香りまでするヤービの世界なのでした。感謝です。続きを楽しみにしています。

    森祥子さん

  • 前作の「岸辺のヤービ」は、ひとみ座さんが人形劇化するとチラシを見て、すてきな絵だったので原作を読んでみたくなり手にとり、その後人形劇も観た後(この夏)続編が出たことを知り、早速購入しました。まさに季節にぴったりと、その表紙の絵にひかれました。内容はもちろんですが、この小沢さかえさんの絵がなかったら、出会っていなかったかもしれません。今回はウタドリ先生周辺が中心で、いろいろな問題を抱えた生徒が出てきます。ヤービたちもウタドリさんたちも、今までのファンタジーとちがって、私たちと同じで懸命に日常を生きていると、等身大感をすごく感じます。特にウタドリ先生が生徒に寄り添う姿勢がすてきです。個々の登場人物が抱える問題は様々で、周りの人たちもそれぞれのやり方で寄り添っている姿はお手本にもなるし、問題を抱えることってその人の個性にもなっているようで、別に悪いことじゃない大丈夫!と一緒に立ち向かっていこうという気持ちになりました。ゆっくりでいいので、続いてほしい作品です。

    新井昌子さん

  • こんにちは。今読了。秋は始まったばかりなのに、これまでに経験したことのないほど「深い秋」を味わうことができ、胸が一杯です。私もクーイ族の世界にお邪魔してヤービやセジロたちと一緒にドキドキしながら、ユメミダケを捜していました。自分の子どもの頃に、こんな素敵な旅をしたかったなと思ったりします。が、老入の今だからこそ、梨木さんの物語を本当にいとおしく思えるのかもしれません。ウタドリ先生の「それはおかしいのではないですか!」に著者が絵本という世界にかけている渾身の一声を聞いたようです。どうかヤービシリーズの続行せんことを祈っています。

    M.Azumaさん

  • 梨木さんの文とヤービの絵、景色が本当にピッタリと合っていて、何度でも読みたいです。ヤービの心情がとても細かく書かれていて、やさしい気持ちになります。

    ちびこさん

  • 子を持つ母として、これから先を生きていく息子に、ギンドロのような好奇心と強さ、ヤービのようなまっすぐないのちが、そばにあってくれるといいなと願わずにはいられませんでした。以前こどもだった自分は、トリカのこころに添いながら、いっしょに冒険していたように思います。ドキドキでした。『岸辺のヤービ』では、登場人物(人?)たちを外から眺めていた感じなのですが、この本では、読み進めるうちにいつのまにかみんな近くにいた!という感覚でした。大人になってそんなふうに読書ができるなんて、うれしい本に出会えたなと思います。

    ミルクジラさん
    お子さんの年齢:5・6才

  • フリースクールの子供たちも登場して、ウタドリさんたちの個性が語られていたので、深く読むことができました。これからヤービたちとの交流があるのかなと楽しみです。みんなが優しくて、心穏やかに描かれている世界が大好きです。ちょっと気が早いですが、次の作品が待ち遠しいです。

    アキミさん

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