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978-4-8340--*

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【70周年記念出版】「こどものとも」初代編集長・松居直の自伝!

あの絵本はここからはじまった……。福音館書店創立70周年を記念して刊行される『私のことば体験』は、ぐりとぐら、だるまちゃん、おおきなかぶなど、多くのロングセラーを生みだしてきた「こどものとも」の初代編集長・松居直の自伝であり、福音館書店の原点が詰まった作品です。

福音館書店の礎を築いた人、松居直とは

松居直は、児童書の出版社としての福音館書店の礎を作った人物です。子育てをするすべての人たちを応援する月刊誌「母の友」を創刊した後、松居は子どもたちの自由な発想をはぐくむために「なんとしてもまったく新しい月刊の絵本をつくりたい」と考えました。そして、「一冊の本の中に一つの物語」という当時としては珍しいコンセプトの月刊絵本「こどものとも」を創刊し、戦後日本の絵本づくりに新しい風を吹き込みました。

今も愛され続けるロングセラー絵本との関わり

子どもたちに新しい絵本を、と考えた松居は、当時の児童書の常識に捉われずに新進気鋭の作家や異業種の画家などにも、積極的に絵本の制作を依頼しました。石井桃子さん、瀬田貞二さん、松岡享子さん、加古里子さん、堀内誠一さん、長新太さん、安野光雅さん、赤羽末吉さんなど、様々な人々と関りを持つ中で、今なお愛され続けるロングセラー絵本が数多く生まれたのです。
また、松居は海外の絵本の翻訳出版も積極的に行い、日本の子どもたちに豊かな絵本の世界を伝えました。

金沢で生まれた福音館書店の原点とは

今回の『私のことば体験』は、松居直が月刊誌「母の友」の2009年4月号から2011年3月号までに連載したものをまとめた、自伝的作品です。挿絵は連載時に掲載されていた安野光雅さんによるもの。
金沢で受験用問題集やキリスト教会向け冊子などの製作、販売を手がけていた福音館に、いかにして彼は出会い、そして児童書の出版を志したのか。そして彼が大切にしていた「ことば」への思いとは何なのか。福音館書店創立70周年を記念して刊行される本書を通して、ことばを育むことの大切さや絵本に込められた思いをぜひ感じてみて下さい。

作品概要

書名:私のことば体験
著者:松居 直 著 / 安野光雅 挿画
価格:2,200円(税込)
頁数:192ページ
発売日:9月7日

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