日々の絵本と読みもの

子どもたちの空想が無限に広がる! 『おおきな おおきな おいも』

『おおきな おおきな おいも』

ここは、あおぞらようちえん。子どもたちが楽しみにしていた、いもほり遠足の日、雨が降って1週間延期になってしまいました。
「つまんない」「つまんない」「つまんない」
「かさを さして いけば いいんだ!」
「ながぐつ はいて いけば いいんだ!」
「かっぱ きて いけば いいんだ!」
と、子どもたちはとても残念がります。

でも、「だいじょうぶ だいじょうぶ おいもはね 1つ ねると むくっと おおきくなって 2つ ねると むくっ むくっと おおきくなって(略)いっぱい おおきくなって まっててくれるよ」と先生が教えてくれましたので、大きな紙においもを描くことにしました。


ごしごし、しゅっしゅっとみんなでおいもを描くと、紙が足りません。えっさか、ほっさか紙をつなげて、とうとうおおきなおいもの絵が完成しました!(どれだけ大きいかは、本を見て確認してくださいね。ページをめくるたび、読んでもらっている子どもたちの目が輝きます。)

でも、こんな大きなおいもどうやって抜いて、どうやって運ぶ? 
ここから子どもたちの空想が広がります。

つなひきのように全員の力を合わせてぬいた大きなおいもを、ヘリコプターで幼稚園へ。プールに浮かべて船にしたり、怪獣にしたり……。いっぱい遊んで満足したら、次はもちろん「おなかが すいたから たべちゃうの」 天ぷら、焼いも、大学いもをたくさんつくって、おいもパーティー開催です。

大きなおいもをめぐる、子どもたちの空想がたくさんつまったゆかいな絵童話で、読み聞かせにもぴったりです。作者は、『スーホの白い馬』『ももたろう』などで知られる赤羽末吉さん。表紙にも記されているとおり、鶴巻幼稚園・市村久子先生の園遊びからヒントを得て作られました。今作は、刊行から50年を迎えました。「親子三世代で楽しんでいます」「実際に園の現場で同じようなお絵描きをしました」「秋になると必ず読み聞かせして、盛り上がります」という声をいただいています。これから先も、たくさんの子どもたちに楽しんでもらえたらと思います。

担当A・いもほり遠足を楽しみにしている次男(年中)に毎日読んでいます。 

2022.10.13

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