日々の絵本と読みもの

赤ちゃんを安らかな眠りの世界に誘う、おやすみなさいの絵本『すやすや おやすみ』

赤ちゃんを安らかな眠りの世界に誘う、おやすみなさいの絵本

『すやすや おやすみ』

小さな子どもとの暮らしでは、お昼寝や夜寝る前、いつまでも遊んでいたい子どもが、眠るなんてもったいない!
とばかりに、なかなか寝てくれない、なんてことがよくあります。
寝かせる方も必死であの手この手になってしまいがちですが、せっかくの安息のひととき。ゆったりとした気持ちで、絵本をひらいてみませんか。きっと心が満ち足りた時間がおとずれるはずです。
寝る前に読む絵本として、お気にいりの絵本を読むのはもちろんですが、静かに眠りに誘う絵本を読んでみてはどうでしょうか。今回ご紹介する『すやすや おやすみ』は、赤ちゃんにぴったりの「おやすみなさいの絵本」です。


「ひらひら とんでる ちょうちょさん」「おはなに とまって すやすや おやすみ」、「みゃあ みゃあ ないてる こねこさん」「まあるくなって すやすや おやすみ」……りんごやおもちゃ、女の子も、みんな「すやすや おやすみ」。最初の場面では目をあけていたり動いていたりする生き物やおもちゃたちが、次の場面ではみんな安らかに眠ります。
やさしく語りかける言葉は、まるで子守唄のよう。きっと、心地よくくりかえされる言葉が、いつの間にか眠りの世界へ連れて行ってくれることでしょう。

文は、言葉遊びが楽しい絵本『くだもの だもの』『おやおや、おやさい』の著者でもある、石津ちひろさん。シンプルでリズムのある言葉が赤ちゃんに安らぎをあたえてくれます。絵は、『よるくま』(偕成社)などの絵本や本の装画でも人気の酒井駒子さんが、静謐な美しさに満ちた眠りの世界を描いてくださいました。酒井さんが赤ちゃんのために描いた「0.1.2.えほん」は、『こりゃ まてまて』(中脇初枝・文)に続く2作目になります。
おだやかに眠る女の子の姿は幸せそのもの。うっとりとした幸福感に包まれて、どうぞ、ぐっすりおやすみなさい。

担当M 子どもがまだ小さかったころ、夜寝る前に子どもと絵本を読むと、必ず自分も一緒に眠ってしまいました……

2021.07.09

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