ゆうべのおもちゃ

ゆうべのおもちゃ 6 ちょうちん作り

子どもとの時間を楽しみたいのに、公園に連れて行くことも、絵本を読むこともままならない……。そんな日々のすきま時間に、がんばらずに楽しめる手作りおもちゃを、毎月1つご紹介します。第6回は「ちょうちん作り」です。

ちょうちん作り


スイカを買うときは、大きなスイカの八つ切りを買うことが多いのですが、小玉スイカのごろんとした感触も捨てがたく、たまに買ってみます。そういえば、このあいだ、めずらしく丸のままの大きなスイカをまのあたりにしたぴょん子が「おとなスイカだ!」と声をあげていました。どうやら「小玉スイカ」のことを「こどもスイカ」と、思いこんでいたようす。

買ってきたら、食べるだけじゃもったいなくて、ちょうちんやキャンドルカバーを作って遊ぶのが、いつものパターン。ハローウィンのカボチャちょうちんは作ったことがないのですが、皮が切りやすいスイカなら簡単。あっというまに出来上がりです。

上か下を少し切り落として、大きめのスプーンで中身をくり抜きます。空洞になったら、ナイフの先を使って、目や口を開け、タコ糸を、焼けてしまわないよう、ロウソクの炎に触れない位置に通したら完成です。小さいながらも迫力があります。なんせ目も口も真っ赤! ロウソクはなんでもいいのですが、普通の細長いロウソクを使う場合は、外側から底に釘を一本さして、その上に立てれば、倒れません。

小さいほうは、グレープフルーツ製です。柑橘類で作ると、つぶつぶ模様が透けて見えてとてもきれいです。こちらは底を切って、小さなロウソクにかぶせました。

ぴょん子が一生懸命くり抜いたスイカの中身のほうですが、ぐずぐずに崩れてしまいました!  でも大丈夫。冷えたサイダーを加えてミキサーで砕いたら、驚くほどおいしいジュースになりました。


堀内紅子(ほりうち・もみこ)
1965年、東京都生まれ。翻訳家。訳書に『ラバ通りの人びと』『三つのミント・キャンディー』『ソーグのひと夏』『わたしの世界一ひどいパパ』、絵を担当した絵本にくまとりすのおやつ(以上福音館書店)などがある。東京都在住。昨年、保育士の資格を取り、世田谷区の子育て支援拠点「おでかけひろば」で修行中。

※ 月刊絵本「かがくのとも」の折り込みふろく(2008年4月号から1年間連載)より転載。当時12歳の長男”ぴょん一くん”と3歳の長女”ぴょん子ちゃん”と一緒に楽しんだ手作りのおもちゃについて綴ったエッセイを、当時のままにお送りします。

2019.09.11

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